【メゾネット・ロフトの違いとは?】賃貸におけるメリットとデメリット

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【メゾネット・ロフトの違いとは?】賃貸におけるメリットとデメリット

2021年5月26日

こんにちは!ひろポンプです。

お部屋探しを進めていくと、『メゾネットタイプ』『ロフト付き』の物件を目にする機会が多いですよね。

特殊な造りの物件のため、それぞれの違いやメリット・デメリットをきちんと理解しないまま、契約してしまうと後悔してしまう恐れもあるでしょう。

  • メゾネット・ロフトとは具体的にどういう物件なの?
  • メゾネット・ロフトの賃貸物件って何が違うの?
  • メゾネット・ロフトを選ぶメリット・デメリットは?

メゾネットやロフトに関して、上記のような疑問を思い浮かべる人もきっと少なくないはず。

そこで今回は、【メゾネット・ロフトの違いとは?】賃貸におけるメリットとデメリットというテーマで話を進めていきます。

この記事の筆者

不動産会社で賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約5年の実務経験あり。
宅地建物取引士・FP2級・簿記2級の資格を保有しています。
今まで1000組以上のお客様のお部屋探しに関わってきました。

メゾネットタイプやロフト付きの物件は、好き嫌いが分かれやすいのが正直なところです。。

どちらにも甲乙つけがたいメリットとデメリットが存在するので、今回お伝えする内容をポイントを絞って抑えていきましょう。

「うーん、やっぱり通常の間取り(フラットタイプ)の物件がいいかも」と感じたのなら、それはそれでもちろんOKです!

ぜひ最後までご覧ください。

メゾネット・ロフトとはどういう賃貸物件?

メゾネット・ロフトとはどういう賃貸物件?

まずは、「メゾネット・ロフトとはどういう賃貸物件?」という疑問にお答えしていきます。

みなさんのイメージ

「1つの部屋で上下階に分かれている」というのはなんとなく分かるけど、、、

と、上記のように、なんとなくの感覚しか持っていない方が大多数ではないでしょうか?

ここから詳しく解説していきます。

そもそも『メゾネット』と『ロフト』は明確に違います

「1つの部屋が上下階に分かれている」イメージを持っている人も多いと思いますが、そもそも『メゾネット』と『ロフト』は明確に違います。

なぜ違うかというと、建築基準法によってメゾネットとロフトは違うものと定められています。

まずはここで、メゾネットとロフトの違いをより分かりやすくするために、建築基準法における“部屋”の定義を簡単に説明します。

「天井が210cm以上」・「窓の面積が部屋の面積の7分の1以上」の場合、“部屋”として認める

『メゾネット』は1世帯分の居住空間が2階以上で構成されていている物件のことを指し、『ロフト』は建築基準法でいう”部屋“ではなく、”収納 “がある物件のことを指します。

「ん?どういうこと?」ときちんと理解できない人がほとんどなはずなので、もっと詳しく解説していきます。

賃貸物件における『メゾネット』とは?

改めてですが、『メゾネット』は1世帯分の居住空間が2階以上で構成されていている物件で、建築基準法で定める“部屋“が上階と下階で分かれている複層住戸のこと指します。

難しいことを取っ払うと、室内に階段があって上階と下階のそれぞれで普通に生活を営めるのが『メゾネットタイプ』と考えてOKです。

もっと詳しく

建物の全てを『メゾネットタイプ』にするケースは少なく、下層階(例えば1~4階)は通常の間取り(フラットタイプ)で、上層階(例えば5~6階)を『メゾネットタイプ』に設計していて特定の階数だけが室内階段で2層繋げるのが一般的です。

賃貸物件における『ロフト』とは?

改めて『ロフト』を説明すると、建築基準法でいう”部屋“ではなく、”小屋裏物置“がある物件で、1世帯分の居住空間を上層部と下層部に分けた物件のことを指します。

あくまで建築基準法では、ロフト部分のスペースははいわゆる収納(屋根裏部屋・小屋裏物置)とされており、部屋としては見なされていません。

また建築時に「天井高が1.4m以下」・「所在階の床面積の1/2未満」・「用途は“収納”」と申請をするため、コンパクトなスペースなことがほとんどです。

難しいことを取っ払うと、室内にはしごがあり、天井が1.4m以下で普通に生活を営むのが大変なのが『ロフト付き物件』というイメージでしょうか。

メゾネット・ロフトの物件を選ぶメリット・デメリット

メゾネット・ロフトの物件を選ぶメリット・デメリット

さて、ここまでメゾネット・ロフトの違いを具体的に説明してきました。

ここからはメゾネット・ロフトの物件を選ぶメリット・デメリットを紹介していきます。

実際に今まで接客をしていたお客様からも下記のような質問を山ほど受けてきました(笑)

よくある質問

  • 『メゾネットタイプ』ってどうなんですか?
  • 『ロフト付き』ってどうなんですか?
  • 通常の間取り(フラットタイプ)と比べてどうなんですか?

確かにお部屋探しのプロでもない限り、この疑問に対して完璧な回答することは不可能でしょう。

今まで上記の質問に、数えきれないほど答えてきた私が深く分かりやすく解説していきます。

『ロフト付き』の物件のメリット

まずは、『ロフト付き』の物件のメリットから紹介していきます。

特に単身者から人気が高い『ロフト付き』の物件ですが、魅力的なメリットが多いです。

ロフトのメリット①

『+もう一部屋』という感覚で、スペースを有効活用できる

これは言わずもがなという感じもしますが、『+もう一部屋』という感覚で、スペースを有効活用できるです。

「6帖の一室だと想像以上に狭くて持っている洋服や荷物は捨てなければならない、、かといってもっと広い部屋に住むには家賃が予算オーバー、、」というパターンが非常に多いはず。

しかし、『ロフト付き』物件であれば、家賃を上げることなく、「6帖の一室+もう一部屋」とスペースを有効活用できるので、普段使わない荷物をロフト部分に置いたり、ロフト部分を寝室に使って下層部をより広く活用できたりすることが可能です。

ロフトのメリット②

天井高で開放感がある

これも『ロフト付き』の物件の人気が高い1つの理由で、天井高で開放感があるです。

上層部に収納スペースがあるということは、天井もそれなりに高いということですね。

そのため『ロフト付き』の物件は天井高で開放感があるものがほとんどです。

また天窓が付いていることも多いので、天井から自然光が差し込んできて、室内が心地よい空間になりますよ!

ロフトのメリット③

デザイナーズ系のオシャレな物件が多い

天井高で空間が広々しているという部分を活かして、デザイナーズ系のオシャレな設計をしている物件が多いのも事実です。

「死ぬまでにオシャレなデザイナーズ物件に住んでみたい!」という方は、『ロフト付き』の物件も視野に入れると良い物件に出会える確率が上がるかもしれません。

お役立ちメモ

『ロフト付き』の物件=アパートタイプというイメージが強いかもしれませんが、マンションタイプでも『ロフト付き』の物件は存在します。(非常に数は少ないですが、、)

「オシャレな物件に住みたい気持ちはあるけど、アパートタイプは避けたいから『ロフト付き』の物件は検討外」という方も諦めずに探してみればマンションタイプの『ロフト付き』の物件が見つかるかもしれませんね!

マンション・アパートの構造はこちら

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ロフトのメリット④

秘密基地っぽくてテンションが上がる

個人差があるかもしれませんが、秘密基地っぽくてテンションが上がるです。

嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、確かにこういう意見は多いですよ!(ちなみに私も学生のときはそう思ってました笑)

地方から上京してきた学生さんや新社会人の方で『ロフト付き』の物件を希望されることが多いのですが、理由を尋ねると「秘密基地っぽくてテンションが上がるから」と少し照れながら答えてくれることもしばしば(笑)

「せっかくの初めての一人暮らしなんだから、テンションが上がるお部屋に住みたい!」という気持ちには大賛成です!

そういう想いが強い人は、ぜひ『ロフト付き』の物件を選ぶようにしましょう。

『ロフト付き』の物件のデメリット

ここまで、『ロフト付き』の物件のメリットを紹介してきました。どれもこれも魅力的なメリットばかりでしたよね?

ここからは実際に『ロフト付き』の物件に住んでいた方の経験談も踏まえながら、『ロフト付き』の物件のデメリットを紹介していきます。

ロフトのデメリット①

はしごの上り下りが大変

おそらく最も多い意見だと思いますが、はしごの上り下りが大変です。

これはあくまでロフト部分のスペースを寝室として利用している人の意見ですね。

ロフトを寝室として使用する場合の意見

  • 朝は寝ぼけながらはしごを降りなければならない
  • お酒を飲んで酔っ払ったときもはしごを上るので少しキケン
  • 上層部・下層部で忘れ物をした際は、はしごを上り下りする必要がある

階段であれば問題ないけど、毎日の生活の中ではしごの上り下りをするのは面倒な人はけっこうストレスになってしまうみたいです。

ロフトのデメリット②

エアコンが効きにくく夏場は暑い

天井高が裏目に出たデメリットですね。。エアコンが効きにくく夏場は暑いです。

ロフト部分にエアコンの風がちょうどイイ感じで当たる場所に設置していれば問題ないですが、構造上変な場所に設置されていると夏場のロフト部分は地獄です、、

実際に私も大学生時代に『ロフト付き』の物件のロフト部分に泊まらせてもらいましたが、エアコンの場所が遠すぎて、めちゃくちゃ暑かったのを昨日のように思い出すことができます(笑)

もし耐えられない場合は、エアコンと扇風機をセットで使ってお部屋の中の風の循環を工夫しましょう!

ロフトのデメリット③

ロフト部分で天井に頭をぶつけがち

当たり前と言えば当たり前ですが、ロフト部分で天井に頭をぶつけがちです。

先ほども解説しましたが、ロフトは「天井高が1.4m以下」なので、ほとんどの人が普通には立つことができません。

そのため寝起きの場面や、ふと気を抜いた瞬間に頭をぶつけてしまうはず。

ロフト部分にいるときは、「天井低いぞ!!」と意識して頭をぶつけないようにしましょう!

『ロフト付き』の物件での全てのデメリットは、ロフト部分のスペースを“収納”として利用している人にはあまり関係がありません。

「絶対に収納スペースを確保したい!」という人にとって『ロフト付き』の物件はものすごくオススメです!

『メゾネットタイプ』の物件のメリット

さて、続いて『メゾネットタイプ』の物件のメリットを紹介していきます。

最初にお伝えしておくと、『メゾネットタイプ』の物件は非常に数が少ないです。

もし募集している『メゾネットタイプ』の物件があったら、それは数少ないチャンスです。そのチャンスに備えてメリット・デメリットを事前に確認していきましょう。

メゾネットのメリット①

生活にメリハリが生まれる

『メゾネットタイプ』の物件に住む最大のメリットは、生活にメリハリが生まれるです。

通常の同じ階層に全ての部屋がある間取り(フラットタイプ)の物件だと、どうしても壁を1枚隔てるだけの構造になりがりです。

一人暮らしであれば問題が少ないかもしれませんが、カップルやファミリーの場合で考えると、支障が出る場合があるかもしれません。

よくある悩み

  • お互いにテレワークで壁一枚だと音が漏れてしまう
  • 食事をする場所と寝る場所の区切りが曖昧でメリハリがない
  • 知り合いが遊びに来た時に見られたくない部屋まで見られてしまう

こういった悩みを解消してくれるのが、『メゾネットタイプ』の物件です。

もちろんその物件の構造にもよりますが、上階・下階で住空間を分けることできます。

『フラットタイプ』では手に入れられないことなので、上記のような不満を解決したい方は『メゾネットタイプ』の物件に絞ってお部屋探しをしてみてはいかがでしょうか。

メゾネットのメリット②

デザイナーズ系のオシャレな物件が多い

『ロフト付き』の物件のメリットに似ていますが、『メゾネットタイプ』の物件もデザイナーズ系のオシャレな物件が多いです。

室内に階段がある+上階・下階でスペースが分かれてるので、オシャレなデザインに設計しやすいのが理由として挙げられますね。

オシャレな螺旋階段がある物件・上階と下階に繋がっている大きな窓がある物件など、『メゾネットタイプ』の物件でなければ、味わうことができませんよ。

メゾネットのメリット③

戸建に住んでいる雰囲気を味わえる

住む人によって受け取り方が異なるかもしれませんが、マンションタイプの物件に住みながら戸建に住んでいる雰囲気を味わえるのも魅力の一つです。

「いつかは夢のマイホームで戸建に住んでみたい!!」という気持ちが強い方もいると思います。

賃貸で戸建に住んでみるのもよいですが、賃料が高く手が出しにくいという方がほとんどでしょう。

その場合、『メゾネットタイプ』の物件を賃貸で借りれば、比較的安い金額で戸建物件に住むという疑似体験することが可能です。

実際に『メゾネットタイプ』の物件に住んでみて、「自分が思い描いていた住みやすさのイメージ通りだった!」ということであれば、ゆくゆくは戸建を購入すれば良いですよね。

逆にもし「あれ?意外と住みにくいかも、、」ということであれば、ゆくゆくはフラットタイプのマンションの購入を視野に入れるのでOKだと思います。

今後の自宅の購入における選択肢を広げる意味でも、『メゾネットタイプ』の物件に住むというのはメリットの大きいものです。

『メゾネットタイプ』の物件のデメリット

ここまで『メゾネットタイプ』の物件のメリットを紹介してきました。

「メゾネットタイプいいじゃん!住んでみたくなってきた!」と感じた方もきっと少なくないはず。

ここからは『メゾネットタイプ』の物件のデメリットをご紹介します。

デメリットの部分を検討してみて、「別にそんなの気にしないよ!」と思える方は『メゾネットタイプ』の物件への引っ越しを本格的に考えてみてください!

メゾネットのデメリット①

階段の上り下りが面倒

『ロフト付き』の物件と似ていますが、やはり階段の上り下りが面倒と思う方は多いみたいです。

ただはしごではなく、階段なので、そこまで気にならないという人が大多数ですね。

しかし、小さいお子様がいるファミリーの方は階段から落ちないように仕切りを設置するなどの工夫が必要な場合があります。

階段の上り下りに対してストレスを感じてしまう方は、おとなしく『フラットタイプ』の物件を選ぶようにしましょう。

メゾネットのデメリット②

平米数の割に狭く感じてしまう

意外と見落としがちですが、平米数の割に狭く感じてしまうことが多いです。

どういうことかというと例えば、『フラットタイプ』の40平米の物件と『メゾネットタイプ』の40平米の物件があると仮定します。

室内の広さは同じ“40平米”ですが、『メゾネットタイプ』の物件は階段のスペースも入れて40平米のため、『フラットタイプ』の40平米の物件と比べて一回りくらい狭く感じます。

そのため「今が『フラットタイプ』の40平米に住んでいるから、引っ越すとしたら『メゾネットタイプ』の40平米の物件でいっか!」となるのは非常に甘い見積もりです。

もし『フラットタイプ』の40平米の物件で同じ生活スペースを確保したいのであれば、45~50平米の『メゾネットタイプ』の物件に引っ越す必要があります。

『メゾネットタイプ』の物件に引っ越す場合には、必ず契約前に内見を行って広さを確認するようにしましょう。

メゾネットのデメリット③

生活動線でストレス抱えやすい

物件によりけりですが、『メゾネットタイプ』の物件は生活動線でストレス抱えやすいです。

具体的な例でいうと、「洗濯機置き場が下階にあって、洗濯物を干すのは上階のバルコニーで大変。。」ということがあり得ます。

『メゾネットタイプ』の物件は本当に千差万別なので、「え?なんでこの設備ココにあるの?」という驚きを物件毎に感じるかもしれません。

もちろん全く生活動線が気にならない『メゾネットタイプ』の物件もあるので、「めちゃくちゃオシャレだからココにしよう!」と勢いで決めるのは避けて、しっかりと生活のイメージも持てるかどうかを検討した上で契約をするかどうか判断していきましょう。

以上です。

不動産のプロから見た『メゾネット』『ロフト』のメリット・デメリットを細かく解説してきました。

あなたのお部屋探しの参考に少しでも役に立つことができていれば私の最大の喜びです!

それではまたどこかでお会いしましょう(*´▽`*)

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