こんにちは。ひろポンプです!
「将来のために何かの勉強を独学でやっていこう!」と考えている人も多いのはないでしょうか。
ただしその一方で独学に対して、ハードルが高くて難しいものと捉えている方も大勢いますよね。
独学で物事を学ぶ際に、上記のような不安や疑問を抱く人もきっと少なくないはず。
そこで今回は、【独学大全レビュー】偏差値38の資格マニアが788ページを読んだ感想というテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
出身高校の偏差値は38
宅地建物取引士・FP2級・簿記2級・英検2級などの資格に全て独学で合格
半年間の独学でのプログラミング学習で、未経験からWebエンジニアへ転職成功
現在は、フリーランスエンジニアとして生活をしています
ご覧の通り、私は“超”がつくほどの低学歴ですが、試行錯誤を重ねて、効果的な独学方法を自分自身でも模索してきたつもりです。
そんな私が話題沸騰中の『独学大全』を実際に読み込み、共感したポイントや目から鱗だった点をこの記事でまとめていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
【20万部突破のベストセラー】鈍器本と呼ばれる『独学大全』
書店へ頻繁に足を運ぶ人は、重厚感がある上記の本を目にしたことがあるかもしれませんね。
20万部突破のベストセラーである『独学大全』の概要をまずは簡単にご説明していきます。
国語辞典並みの分厚さで“鈍器本”と揶揄されており、価格も約3,000円と決して安くありません。
しかしながら、ここまで注目を集めている秘密はどこにあるのでしょうか。その謎を紐解いていきましょう。
一言でいうと、独学の全てが詰まった”独学の百科事典”です
『独学大全』を一言でいうと、独学の全てが詰まった”独学の百科事典”です。
日本語で困ったら国語辞典・英語で分からなくなったら英和辞典という感じで、独学でつまずいたら独学大全で調べる使い方がオススメでしょう。
また全788ページという見た目の重厚感から、「全く読む気にならない。。」という意見もチラホラ耳にします。
しかし“親父さん”と“無知くん”という個性的なキャラクターの対話形式なキャッチーな部分もあるので、一度読み始めてしまえば、スラスラと読み進めることができますよ。
絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
本の表紙も記載されていますが、絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法がビッチリ詰まっています。
もちろんこの場では全て詳細を記載することはできませんが、具体的な勉強法だけではなく、そもそもの人間の特性や優良な文献が紹介されています。
また55の技法のあとには、国語・英語(外国語)・数学の骨法も記されています。
受験を控えている学生さんは当然のこと、何か資格の合格を目指している社会人の方でも有益な情報ばかりを得ることが可能です。
私も中高生あたりでこの『独学大全』に出会いたかったです・・(笑)
偏差値38の資格マニアが大切な点を3つに要約しました
先ほどもお伝えした55の技法の中から、偏差値38の資格マニアが大切な点を3つに要約しました。
大切だと感じた3つのポイント
- 『1/100プランニング』:まずはスモールスタートを切ろう
- 『グレー時間クレンジング』:無駄な時間を減らせ
- 『ポモドーロ・テクニック』:集中力を継続させる勉強法
資格マニアである私がすでに取り組んでいたことや全く知らなかったことを、具体例を交えつつ噛み砕いてお話を進めていきます。
もっと詳しく
上記の3つは私が勝手に独断と偏見でピックアップしたものです。
もちろん他にも『独学大全』でしか目にしたことがない優れた独学の考え方が記されていますので、ぜひ本書を手に取ってみてください。
『1/100プランニング』:まずはスモールスタートを切ろう
当たり前の話ですが、独学に取り掛からなければ、効果的な勉強法や勉強を継続させるコツを学んでも無意味ですよね。
まず面白いと感じたのは、『1/100プランニング』という思考法です。
言葉の通り、実現したい大きな目標を100分の1くらいに小さくして、スモールスタートを切ろうというものです。
例えば「資格試験に合格するために、過去問を1,000問解く」と目標を立てたとしましょう。
しかし基本的に1,000問と聞くと「いやー、めちゃくちゃ大変そうだな。。」と感じてしまうのが僕ら人間ですよね。
ただ『1/100プランニング』を活用して、「1日10問解く」という目標に変換すると、なんだかイケそうな気がしてきませんか?
これが『1/100プランニング』の効果です。
一度大きな目標を立てて、走り続けるよりも、小さな目標を繰り返し立てて、クリアし続けることの方が、成功体験を積み続けることになるので、モチベーションを維持しつつ、気付いたら1日20問、50問と自然と量も増えていく仕組みです。
何事も行動をし始めることが、一番エネルギーを消費します。動いたもの勝ちなので、いかに動き出せるかを『1/100プランニング』を駆使して、トライしていきましょう!
お役立ちメモ
本書の中では、「1/100」のでも多く感じたら、「1/1,000」でも「1/10,000」でもOKと唱えられています。
大きすぎる目標でいつまで経っても行動を開始できないより、「1日1問」でも行動した方が独学の成果に大いに繋がるはずです。
『グレー時間クレンジング』:無駄な時間を減らせ
独学を継続できない理由として「勉強に使える時間が空いていない・・」と時間管理に課題を抱えているケースもあるはず。
時間がないと悩むあなたに取り入れてほしいのが『グレー時間クレンジング』という手法です。
独学大全では、時間の自由度を以下のように定義しています。
時間の自由度の定義
- 「ホワイト時間」:完全に自由に使える時間
- 「ブラック時間」:完全に行動が制限された時間
- 「グレー時間」:行動の制限と自由時間が混ざった時間
具体的に表すと、学生のアルバイト時間やサラリーマンの勤務中は「ブラック時間」、休日や仕事終わりの時間が「ホワイト時間」です。
その一方で、「グレー時間」には通学通勤時間・食事中・待ち時間などが代表例に挙げられるでしょう。
自分自身の行動記録をメモすることで「グレー時間」を浮き彫りにし、音声学習や持ち運び可能なポータルブル学習によって、時間を捻出することが可能になります。
本書には身動きが取れない「ブラック時間」でも、独学の時間に変換するテクニックが驚きのテクニックが紹介されていますよ!
『ポモドーロ・テクニック』:集中力を継続させる勉強法
最後は知りたい人も多いと思うので、知的生産性を高めるテクニックをご紹介します。
それはズバリ、『ポモドーロ・テクニック』と呼ばれる集中力を継続させる勉強法です。
やり方はシンプルで、「25分の作業+5分の休憩」を4回繰り返すだけです。(4ポモドーロが終わったら30分休憩)
「そんな短時間で意味あるの?」と感じた人もいるかもしれませんが、短時間の集中作業を繰り返すからこそ、高い集中力をずっとキープし続けることができると述べられています。
勉強の習慣が身につかないと悩んでいる方にとって、最もおすすめしたい勉強法の一つです。
5分の休憩タイムに、メールチェックやSNSの閲覧など、頭の緊張を少しでもさせてしまう作業はNGですよ!
全788ページの超絶分厚い『独学大全』を読んだ感想まとめ
ここまで私が『独学大全』のでも大切だなと感じた要約ポイントをお伝えしてきました。
「なるほど。ものすごく役立ちそうだから購入してみようかな」と思い立ってくださったら非常に嬉しいです。
ここからは改めて、全788ページの超絶分厚い『独学大全』を読んだ感想まとめを述べていきます。
完全なる個人の主観が満載ですが、今までの人生を独学でなんとかしてきた私なりの解釈も含めているので、気になる方は最後まで見ていただけると幸いです!
直近で自分自身に必要ないと感じた部分は読み飛ばしてOK
何度も出てきていますが、『独学大全』は書店で並べられている本の中でもトップクラスに分厚いです(笑)
そのため、直近で自分自身に必要ないと感じた部分は読み飛ばしてOKだと個人的に考えています。
おそらく『独学大全』を手に取る方のほとんどは、これから何かしらの目標に向かって勉強を開始したい人ばかりでしょう。
もちろん『独学大全』を一字一句暗記する勢いで読み込むのもナシではないのですが、788ページ全て読破するのは、時間がかかってしまうはずです。。
例えばTOEICの点数を上げたい方は数学の独学法の部分は一旦読み飛ばして、英語の独学法を重点的に読書する流れなどがベターでしょう。
実際に本書内でも『問読』や『掬読(きくどく)』という考え方が紹介されており、「本は全部読む必要はない」と提言されています。
何を学べばいいか迷ったときは『独学大全』を羅針盤にすべし
冒頭でも少し触れましたが、何を学べばいいか迷ったときは『独学大全』を羅針盤にすべしです。
「勉強のモチベーションが続かないなぁ。。」と感じた際には、やる気UPの方法が記載される箇所を読めばいいし、効果的な勉強法を忘れてしまったら繰り返し読むのもアリでしょう。
現代人の僕らは何か困ったときには「ググる」という行動をとることが多くなってきましたが、独学について分からないタイミングでは『独学大全』で調べものをすると良いはずです。
よくある小手先のテクニック集ではなく、本質をとらえた良書のため、あなたの独学のバイブル的存在になること間違いなしですよ。
初めて独学にチャンレジする全ての日本人に読んでほしい1冊
『独学大全』の総評としては、初めて独学にチャンレジする全ての日本人に読んでほしい1冊です。
私はこれまでの人生で独学において数えきれないほどの失敗をこの身をもって行ってきました。
確かに今ではその失敗にも価値があると感じていますが、もし『独学大全』に出会っていたとしたら、変な遠回り道をせずに、最短で理想の姿に近づくことができていたでしょう。
終身雇用制度が崩壊しつつある日本では、個人のスキルが増々求められる時代に突入してくるはずです。
私たちの個の能力の差をつけるのは、紛れもなく正しい独学法を知っているか否かです。
「気付いたときには、もう手遅れ・・」という状況にならないように、今この瞬間から大きな成果に繋がる独学の技術をみにつけていきましょう。
今日が人生で一番若い日です。今日から新しい自分になるべく行動していきましょう!
以上です。
『独学大全』を読んでみたレビューを詳しく書き記してみました。
ちなみに“独学大全”と#(ハッシュタグ)を付けて、Twitterでツイートすると、『独学大全』の公式アカウントがリツイートしれくれるかもしれません。
(実際に私は2回ほどリツイートいただきました笑)
ぜひ試してみてください。それではまたどこかでお会いましょう(*’ω’*)
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