こんにちは。ひろポンプです!
「何か今後に活かせる資格をとりたい!」と思ったときに、FP(ファイナンシャルプランナー)か簿記(日商簿記)のどちらに挑戦しようか迷う方が多いのではないでしょうか。
どちらも国内でトップクラスの人気を誇る“お金”に関する知識を学べる資格です。
- FPと簿記のどっちを取得した方がおすすめなの?
- FPと簿記の同時受験は可能かどうか知りたい。。
- FPと簿記のダブルライセンスの市場価値を教えてほしい、、
FPか簿記の資格試験を受験するにあたって、上記のような悩みや疑問を抱えている人もきっと少ないないはずです。
今回は、【FPと簿記どっち?】結論:ダブルライセンスがおすすめ【体験談】というテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
大学生のときにFP2級・日商簿記2級・宅地建物取引士に独学合格。
ベンチャー系不動産会社で営業マンと採用担当を兼務し、面接官を務めた経験アリ。
ダブルライセンスである私が肌で感じた体験談も交えながら、FP2級と簿記2級について下記の内容も含めて深く解説していきます。
FP2級と簿記2級の有資格者の体験談
- 私自身が就職活動・転職活動を有利に運ぶことができたか?
- 不動産会社の面接官として資格保有者をどのように評価してきたか?
- 資格の知識を実務や実生活でどのように活かすことができたか?
ぜひ最後までご覧ください。
【FPと簿記どっち?】それぞれの違いを解説
まずは「FPと簿記どちらがいいのか」という疑問を深掘りしていく前に、FPと簿記のそれぞれの違いを見ていきましょう。
またよく聞かれる下記の質問にも答えていきます。
よくある質問例
- FPと簿記はどちらの方が難易度が高いの?
- FPと簿記はどちらの方が就職・転職におすすめ?
- FPと簿記の同時受験での合格は可能なの?
FPも簿記も“お金”に関する知識を学べることは間違いありません。そして頻繁に比べられる資格でもあります。
ただし2つの資格には明確な違いが存在します。詳しくご説明していきますね。
少しお恥ずかしい話ですが、私はそれぞれの資格の違いをあまり理解していない状態で勉強をスタートさせてしまいました。。。
「分からない、、」と思うことは当たり前のことです。この機会に学んでいきましょう!
FP(ファイナンシャルプランナー)とは:『個人』のお金に関する専門家
FPを一言で表すと、『個人』のお金に関する専門家です。
税金・投資・保険・不動産・相続・金融・資金計画・経済・年金などの幅広いお金の知識がFPになるために必要となります。
当然ながらFPの勉強を行うことによってマネーリテラシーを高めることができ、自分自身の住宅購入時・ライフイベントに合わせて資金計画・負担を減らす節税対策などにも役立つ資格です。
FPを取得するメリットは、別の記事でまとめています。気になる方はぜひ下記のリンクから。
FPを取得するメリットはこちら
-
【FP資格は役に立つ?】ファイナンシャルプランナーのメリットを大公開
続きを見る
簿記(日商簿記)とは:『会社』のお金に関する専門家
簿記を一言で表すと、『会社』のお金に関する専門家です。
簿記の資格を学習することによって、会社の財政状況や経営成績を把握できるようになります。
もう少し実務的な話をすると、貸借対照表や損益計算書と呼ばれる企業の決算書を読み取る力を身につけることが可能です。
「会社なんて経営する気ないから取っても意味がないんじゃないの?」と感じる人もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
ビジネスマンとして「どこにコストがかかっているのか」「売り上げUPするためにはどうしたらよいか」と深く考える際に、簿記で得られる知識は土台として役立つからです。
簿記を取得するメリットも、別の記事でより詳しく解説しています。下記のリンクからどうぞ!
簿記を取得するメリットはこちら
-
【簿記は何も意味がない?】有資格者が役に立つメリット3つを教えます
続きを見る
FPと簿記はどちらの方が難易度が高いの?
FPと簿記の難易度を示すために、それぞれの3級と2級の合格率をまとめてみました。
以下の通りです。
FPと簿記の合格率
- FP3級・・・約70%
- FP2級・・・約40%
- 簿記3級・・・約40%
- 簿記2級・・・約20%
上記を見ていただければ一目瞭然ですが、FPよりも簿記の方が難易度が高いと判断できるでしょう。
実際に勉強してどちらの資格に合格した私からしてみても、簿記2級の方が大変だった印象です。
FPと簿記を比べてみると、FPは経済ニュースや学校の授業等でなんとなく聞いたことがある分野に対して、簿記は簿記を勉強していないと出会わない用語や考え方が多く点数をとりにくいという要因があるのではないかと考えられます。
FP2級には受験資格があり、一般的にFP3級を持っている人ではないと受験ができないので、“誰でも受けれる状況の中の合格率40%”ではありません。
ただあくまで個人的な主観ですが、仮にFP2級に受験資格がなかったとしても、簿記2級の方がそのまま合格率は低いと思っています。
FPと簿記はどちらの方が就職・転職におすすめ?
「FPと簿記はどちらの方が就職・転職におすすめですか?」という疑問を持っている人はかなり多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、あなたが希望する業種・業界によります!
「事務や経理の仕事をしたい!」と思うなら簿記の資格、「金融・保険・不動産に関わる仕事をしたい!」と思うならFPの資格がおすすめです。
コレっ!という回答ができずにすいません。。ただこれ以上正確な情報をお伝えすることができません、、(笑)
せめて私の実体験をお話させていただきます。新卒の就職活動中に経理の業種を1社だけエントリーしたことがあるのですが、そのときは簿記2級に合格していることを高く評価をしていただけました。
経理の仕事をしている人でも、入社の時点で簿記の資格を持っている人は意外と少なく、みなさん会社に入ってから取得に向けて勉強をするとのことでした。
一方で金融や不動産の業界には数社受けたのですが、ほぼ全ての会社でFP2級に合格していることを褒めてもらいました。
こちらも同じように入社時に持っている人は少なく、「アドバンテージを持っているからすぐに活躍できる社会人になれはずだよ!」とたくさん声をかけていただいたのを今でも覚えています。
面接官の立場からお話をすると、私は不動産会社の採用担当だったので、簿記よりもFPを高く評価していました。
もちろん簿記が全く使えないというわけではありませんが、仕事上そこまで使用頻度が高くなかったからです。
FPと簿記の同時受験はやめておきましょう
最後に「FPと簿記の同時受験での合格は可能なの?」の問いにお答えします。
この質問対しては断言して答えられるのですが、FPと簿記の同時受験はやめておきましょう。
FPと簿記は同じお金に関する知識を学べる資格ですが、先ほどもご説明した通り『個人』と『会社』という異なる角度から勉強を進めていく必要が発生します。
あなたがメジャーリーグでホームラン王が狙える+150km以上のストレートが投げられる大谷選手並みの天才であれば話は別ですが、FPと簿記は似て非なるものです。
FP→簿記もしくは簿記→FPというように順番で取得に関しては、相乗効果を生みますが、同時にインプットしようとしたらほぼ間違いなく頭の中がグチャグチャになるはずです。
FPと簿記はダブルライセンスが最もおすすめです
ここまで、FPと簿記のそれぞれの違いや比較を行ってきました。
「いろいろ分かったけど、FPと簿記は結局どっちがおすすめなの?」と感じた人もいると思います。
私の回答は、FPと簿記はダブルライセンスが最もおすすめです!
もちろんどちらか1つを持っていても役立つ機会が多いですが、ダブルライセンスであることで、1+1=2ではなく、3にも4にも5にも膨れ上がっていく感覚を私にはありました。
なぜかというと、それは『個人』と『会社』のどちらもお金に関する知識を得られるからだと思います。
バッター・ピッチャー両方の立場の気持ちが分かる大谷選手が成功している(もちろん成功の要因はそれだけではないと思いますが)ように、お金について広い視野で理解しているということは、ビジネスでも実生活でも上手く活用がしやすいはずです。
どちらかというと僅差で”FP”の方が優先度高いかも、、
「いや、、それじゃ答えにならないよ、、」と批判も聞こえてきそうなので、一応どちらがおすすめかという問いに対して私なりの意見をお伝えします。
どちらかというと僅差で”FP”の方が優先度高いかも、、という感じです。
確かに簿記の知識も大切ですが、私も含めた日本人のみなさんは『会社』よりも『個人』の方が、お金の知識を活かすチャンスが多いでしょう。
“人生100年時代”と叫ばれている現代の中で、自分でライフプランニングを設計していく能力の需要はどんどん高まっていくはずです。
私自身も実際に生きていく上で、ニュースや新聞でよく目にする金融・経済の情報に対して敏感になれたのは、FPを取得したおかげかなと感じることが多々あります。
今後の目指す生き方でどちらから取得するか決めよう
ただやはり、「どちらの資格がより必要か」という考えに関しては、今後の目指す生き方でどちらから取得するか決めるべきだと思います。
「BtoBで企業のコンサルに携わりたい」という想いであれば簿記ですし、「より1人でも多くの人生設計のお手伝いをしたい」という想いであればFPなはずです。
あなたが就きたい仕事・やりたいこと・実現したい夢次第で、選択肢は自由です。
ぜひあなたの目標に向かって、より活かせる資格をまず先に取得してもらえればいいなと思います。
ダブルライセンスホルダーになりたいなら通信講座を選ぶべき理由
もしFPと簿記のダブルライセンスホルダーになりたいなら、独学ではなく通信講座を選びましょう。
もちろんどちらの資格も独学合格自体は、決して難しすぎることではありませんが、”ダブルライセンスを前提にする”となると話は別です。
1つではなく、2つの資格合格を目標に定めているため、我流だけで学習を進めていくと、勉強量の多さでモチベーションが下がったり、「本当にこの勉強法で合格できるのか?」と変な考えに至ったりしてしまう確率がグッと上がります。
その一方通信講座であれば、第三者の目の監視下で程よい緊張感の中で勉強を進めることができ、何よりもカリキュラムに沿って、合格までの最短ルートを歩めることが可能です。
現代では、場所も時間も選ばないオンライン講座が主流なので、下記のリンクからあなたにピッタリなスクールを選んでみてください!
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私自身はFPも簿記も独学で合格することができましたが、最初からダブルライセンスを狙っていたわけではありません。
「今の自分にはどういったスキル(資格)が必要なのか」を追い求め続けた結果、気付いたら様々な資格を取得していました(笑)
また学生時代で時間が有り余っていたことも、独学で押し切った要因として挙げられるでしょう。
仮に今この瞬間に私が無資格の状態になってダブルライセンスを目指すとしたら、間違いなく通信講座の力を借りるはずです!
ダブルライセンスを達成したら、トリプルライセンスを狙うべし
最後に1つだけお伝えしたいことは、FPと簿記のダブルライセンスを達成したら、トリプルライセンスを狙うべしです。
FPと簿記を取得したということは、お金に関する知識は全て網羅できたといっても過言ではないでしょう。
具体的な例をあげると、税理士・宅地建物取引士・社会保険労務士・中小企業診断士など様々な候補があります。
もちろんどの資格も決して簡単な資格ではありませんが、FPと簿記の知識を持っている状態からチャレンジできるのは、非常に有利ですね。
ぜひトリプルライセンスを目指して、市場価値の高い人材になっていきましょう!
ちなみに私は簿記とFPを取得した後に、そのまま大学生のときに宅地建物取引士を取得しました。
約3ヶ月半の勉強期間で独学合格できたのですが、FPと簿記の知識があったからこそ、受かったのではないかなと感じていますよ!
トリプルライセンスの詳しい内容はこちら
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以上です。
FPと簿記は4ヶ月に1回の頻度で試験が開催されているので、うまくいけば1年半~2年弱で、FP2級・簿記2級に合格できる計算です。
もちろん全て一発合格できればバンバンザイですが、焦らずに自分のペースでコツコツを勉強していきましょう。
この記事を読んでくれたあなたならきっと合格できるはずです。心の底から応援しています!
それではまたどこかでお会いしましょう(´▽`)
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