こんにちは。ひろポンプです!
「自分にとって何かプラスになる資格をとりたいな!」と思ったら、“漢検(日本漢字能力検定)”に興味をもつ方がきっと多いですよね。
それもそのはずで、漢検は年間約200万人が受験する人気がある資格です。
- 漢検準2級の難易度のレベルってどれくらい?
- 独学で合格した人の勉強方法が知りたい。。。
- おすすめの参考書やテキストを教えてほしい、、、
漢検準2級を受けるか迷っている人の中には、上記のような悩みや不安を抱えてることも少なくないのではないでしょうか。
今回は、【漢検準2級】偏差値38の高校生が独学合格できたおすすめの勉強法というテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
今までに漢検2級・英検2級・宅地建物取引士・FP2級・簿記2級の資格を全て独学で合格。
漢検準2級は高校1年生のときに、漢検2級は高校2年生のときに取得しました。
上記に記載がある通り、私は偏差値38の高校の在学中に漢検2級まで合格することができました。
私の身の回りに勉強で切磋琢磨できる仲間がいなかったからこそ、自分の中で深くトライ&エラーを行い、合格への最短ルートである勉強法を生み出せたと思っています。
独学で様々な資格をとった私がおすすめするテキスト教材の記事の後半でご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
もし漢検3級から受験したい方がいたら、漢検3級合格の勉強方法もまとめていますので、下記のリンクからどうぞ!
漢検3級合格の勉強法はこちら
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【漢検3級合格】偏差値38の私でも絶対に受かる勉強法とやるべきこと
続きを見る
結論:誰でも漢検準2級は独学合格が可能です
改めて結論からお伝えすると、誰でも漢検準2級は独学合格が可能です。
なぜならば、合格するには高校1~2年生までに学ぶ漢字力が必要なため、日常生活で使われている漢字の読み書きがきちんとできていれば、そこまで難しくない試験資格と言われています。
ただし普段よく目にしている漢字を何も見ずに書こうと思っても意外と書けないですよね?
熟語自体の意味や見慣れない四字熟語をしっかりと勉強して覚える必要があります。
学校の授業を受けているからといって、誰しもが漢字力を身に付けているわけではないはず。
合格への努力はそれなりに必要となるでしょう。
漢検準2級のレベル・合格率
漢検を運営している”日本漢字能力検定協会“の公式ホームページを見ると、漢検準2級のレベルは高校在学程度で『常用漢字のうち約1951字を理解し、文章の中で適切に使える』とされています。
出題される内容としては、読み問題や書き問題はもちろんのこと、四字熟語・部首・対義語・類義語など幅広いです。
200点満点で70%程度の正解率で合格することが可能。
気になる漢検準2級の合格率は年によってかなりズレがありますが、おおよそ30%前後です。
受験した人の10人のうち7人は不合格となるため、決して簡単ではない資格試験だと言えますね。
ただし、あくまで出題範囲は高校在学レベルですので、漢字の基礎力を固めて試験に臨むようにしましょう。
漢検準2級合格に必要な勉強時間
高校生以上であれば、漢検準2級合格に必要な勉強時間は約40~60時間です。
1日2時間勉強するとしたら、約3週間~1ヶ月で合格レベルに達する計算です。
とはいえ、勉強の理解度は人それぞれです。普段から本を読む習慣がある人は40時間未満でも大丈夫かもしれませんし、文字を読み書きする習慣がなくスマホの予測変換に頼っている人は60時間以上必要かもしれません。(後者は完全に過去の私ですね笑)
必要な勉強時間はあくまで目安として考えるようにして、過去問等で合格点をとれるように学習をコツコツ進めていきましょう。
漢検準2級の受験に向いている人
漢検準2級の受験に向いている人は、下記のような人たちだと思います。
漢検準2級の受験に向いている人
- 大学受験を有利にしたい高校1~2年生
- 大学生・社会人を見据えて基礎学力を付けたい高校3年生
- 漢字を学びなおしたい大学生・社会人などの大人
「漢検準2級をもっているだけで希望の大学に入学できる!」というわけではないですが、漢検を持っていると+αの加点をもらえるケースが実際に存在します。
もっと詳しく
私は大学受験の準備のために高校1年生の後期で漢検準2級にチャレンジしました。
無事に合格をして、大学受験もうまく活用することができたのですが、それ以上に漢字能力を身に付けたことで自分の人生がよりプラスになりました。
大学生活はもちろんのこと、社会人生活でも漢字の意味を理解していることによって、スムーズに物事が進んでいきます。
日本に住み続ける限り、漢字を理解して適切に使用できることは必要不可欠です。
漢検は取得しておいて損しない資格であることは間違いないはずですよ。
高校生が漢検準2級に受かる勉強法と意識するポイント3つ
ここからはいよいよ本題である、漢検準2級合格のための勉強法と意識するポイント3つを解説していきます。
具体的には下記の3つの通りです。
漢検準2級合格のための勉強法
- ひたすら手を動かして紙に書く
- 配点が高い分野を優先的に勉強していく
- 日常生活から熟語の意味や部首をググる
繰り返しにはなりますが、漢検準2級は高校在学レベルの漢字力が合格基準となります。
そのため特段難しいものを覚える必要は全くありません。漢字の意味を一から理解して自分のものにできれば、合格できる確率を高めることができるでしょう。
ひたすら手を動かして紙に書く
漢字学習の基礎中の基礎ですが、ひたすら手を動かして紙に書くようにしましょう。
「えー!なにか誰も知らない裏ワザ的な勉強法を期待していたのに!!」とヤジが飛んできそうですが、残念ながら漢検の勉強にあっと驚く裏ワザは存在しません。
地道にコツコツとテキストや過去問の書きながら解いていくことが一番の合格への近道です。
後ほどおすすめのテキストをご紹介しますが、市販されている漢検の教材は非常に優秀で、手をひたすら動かして学習を続けていけば、おのずと合格点がとれるようになっていくはずです。
お役立ちメモ
紙やペンが使えない移動時間やスキマ時間は、テキストに半透明の赤色の暗記シートを被せて学習を進めていきましょう。
ここでもできるだけ指で漢字を書くようにするだけでも効果があるので、実践してみてください!
配点が高い分野を優先的に勉強していく
漢検準2級の最短ルートでの合格方法は、配点が高い分野を優先的に勉強していくことです。
配点が高い順に挙げていくと、書き取り(50点)・読み(30点)・四字熟語(30点)・熟語の構成(20点)・対義語・類義語(20点)・同音・同訓異字(20点)と続きます。
書き取りと読みは日常的に漢字を見る機会や書く機会が多いので、他の受験生もある程度高得点をとってきます。
個人的に合格の分かれ目は、四字熟語(30点)・熟語の構成(20点)・対義語・類義語(20点)・同音・同訓異字(20点)で高得点をとれるかどうかだと思います。
「幼い時から漢字を心底愛してます!!」という人でなければ、四字熟語などは今まで生きてきた上で触れる機会が少なかったはずです。
そのため四字熟語(30点)・熟語の構成(20点)・対義語・類義語(20点)・同音・同訓異字(20点)の最初はかなり難しく感じる人が多いです。しかし、漢検準2級ではある程度出題される範囲も広くはないので、何度も何度も反復して勉強すれば満点近い点数をとれる可能性が高いですよ。
逆に部首(10点)・誤字訂正(10点)・送り仮名(10点)は配点がそこまで高くないので、後回しでOKだと思います。
日常生活から熟語の意味や部首をググる
「そうか!じゃあ配点が高い部分だけ勉強して、配点の低い分野はノー勉でいこう!」と勘違いしてしまった人も一定数いるかもしれませんね。。。笑
机に向かえる時間は確かに上記のような思考で、配点が高い分野を中心に勉強していくのがおすすめですが、漢検の勉強以外の時間では、日常生活から熟語の意味や部首をググるようにするのがベストですね!
意識をしてみると、スマホやテレビ・電車の中の広告など挙げたらキリがありませんが、あなたの身の回りには漢字が溢れているはずです。
そういった漢字を見て、「この熟語の意味はどういう意味なのか・この漢字の部首はどこなのか」を考えて、答え合わせも含めてググってみましょう。
そうすることで、空いている時間にも漢検の学習ができて、自動的に漢検の点数もとれるようになっていきます。
漢検準2級合格におすすめの人気テキスト・教材
ここからは、漢検準2級合格に人気のテキスト・教材のご紹介です。
みなさんもご存じの通り、漢検は受験者数の多い人気な資格のため、教材の種類も豊富で迷ってしまう人も多いようです。
様々な資格を全て独学で合格してきた私が、特におすすめしたいテキスト・教材を提案していきます!
“短時間が売りのテキスト“のみでの学習は避けた方が無難
おすすめのテキストを紹介する前に1点だけお伝えしておくと、“短時間が売りのテキスト“のみでの学習は避けた方が無難です。
理由としては、“短時間が売りのテキスト“のみだと試験範囲の全てをカバーすることができないからです。
仮にあなたがもともと漢字が得意かつ漢検以外の資格試験に合格している実績があれば、漢検準2級のポテンシャルをすでに持っているので、 “短時間が売りのテキスト“で合格できるかもしれませんが、こちらの記事をご覧いただいているみなさんは必ずしも勉強がものすごく得意というわけではないと思います。
繰り返しにはなりますが、漢検準2級は合格率約30%の難しい資格試験です。漢検準2級の出題範囲が網羅されているテキストを選んで学習を進めることが得策です。
『日本漢字能力検定協会』or『旺文社』のどちらかでOK
結論からいうと、漢検準2級は『日本漢字能力検定協会』or『旺文社』のどちらかのシリーズを購入すればOKです。
どちらを購入するのは完全にお好みなので、下記の紹介文やリンクをご確認ください。
「んー、、、どっちのテキストを購入するか迷う、、、」と決めきれない人は実際に近くの本屋にいって、中身をペラペラ見て判断していきましょう。
コレがおすすめ①
『日本漢字能力検定協会』シリーズ
漢検を主催している『日本漢字能力検定協会』が出版している漢検の王道テキストです。
漢検準2級の出題漢字が全て網羅されているので、漢字が苦手な人でも0から知識を積み重ねていくことができる良書となっています。
また漢検準2級の新出配当漢字を五十音順に配列した漢字表があるのも嬉しいです!
コレがおすすめ②
『旺文社』でる順シリーズ
「より効率的に漢検合格を目指したい!」という人向けの『旺文社』が出版しているテキストです。
A・B・Cの3つランクで“でる順”に分かれていて、優先順位を明確にしながら学習を進めていくことができる良書ですね。
先ほど“短期間”を売りにしているテキストのみでの学習は避けた方がよいと話しましたが、テキストと過去問と組み合わせると、素晴らしい学習効果を発揮します。
総復習として、「7日間完成! 漢検準2級 書き込み式 直前対策ドリル」に取り組んでもいいかもしれませんね。
ただ“短期間”を売りにしているテキストは個人的にはWANTかなと思います。MUSTであるテキストと過去問を購入して勉強した後でも合格に不安を感じる人は、買ってみましょう。
※過去問は『日本漢字能力検定協会』でしか出版されていないので、『日本漢字能力検定協会』から購入するようにしましょう
ちなみに私は『旺文社』のでる順シリーズで勉強を行って、漢検2級一発合格を達成しました!
漢検のおすすめテキストの詳細はこちら
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【厳選2社】漢検3級・準2級・2級のおすすめテキスト+問題集5冊
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過去問は公式ホームページから無料ダウンロード可能
直近で開催された漢検の過去問は、『日本漢字能力検定協会』の公式ホームページから無料でダウンロードが可能です。
漢検の勉強を開始する前に自分の学力を測るためにでもいいですし、漢検の本番直前に最終確認として受けてみるなど、ご自身の好きなタイミングで活用していきましょう。
もし漢検の勉強を開始する前に受けてみて、合格点をとれてしまったら漢検2級の受験を検討してみるのも全然アリですよ!
以上です。
漢検準2級は日本人の常識人レベルの漢字能力があるか判断される有意義な資格です。合格を目標に掲げてぜひトライしてみてください。応援しています!
そして漢検準2級に合格できたら、ぜひ漢検2級を受験してみてください。
漢検2級は常用漢字の全てが出題範囲のため、合格することができれば一生役に立つ資格になりますよ!
それではまたお会いしましょう(*‘∀‘)
漢検2級の勉強法はこちら
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おまけ:独学の全てが詰まっている『独学大全』がおすすめ
全788ページと超絶分厚い本ですが、”独学の百科事典”と称されるほど、独学の全てが詰まっている一冊です。
これまでに独学で様々な資格を取得してきた私も拝読しましたが、独学で何かしたらの成果を出したいと考えている全員に手に入れてもらいたい良書でした。
「もっと詳しく教えてほしい!」と興味が湧いた方は、下記のレビュー記事をご覧くださいませ。
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