こんにちは!ひろポンプです。
「ファイナンシャルプランナー(FP)」は、お金の関する資格で非常に人気が高いです。
FP2級は実務で役に立つだけではなく、不動産業界・金融業界・保険業界への就職や転職に有利になります。
そのため難易度は決して低くはなく、合格までの勉強時間もしっかりと確保する必要がある資格と断言できるでしょう。
- FP2級合格のための勉強時間や勉強方法を教えてほしい、、
- FP2級って独学でも受かることはそもそも可能なの?
- 最短ルートで合格できるおすすめのテキストが知りたい。。
FP2級合格に向けて勉強を始めるにあたって、上記のような疑問や不安を持っているひとが大多数のはず。
そこで今回は、【FP2級合格】偏差値38高校出身の私が独学合格できた勉強法とコツというテーマで話を進めていきます。
このブログの筆者
大学生のときに独学でFP3級・FP2級に合格しました
その他にも宅地建物取引士・簿記2級・英検2級・漢検2級などの資格を保有
勤務先のベンチャー企業でFPの知識を活かし、セミナー講師を務めた経験あり
ちなみにタイトルにもある通り、私は偏差値38の高校出身です。。
1学年に500人の生徒がいる中で一般受験をする生徒は私を含めてたった5人というぐらい頭の悪い学校でした(笑)
こんな私でも大学生のときに0から勉強をして合格することができました。きっとこの記事を読んでいるあなたであれば合格できるはずですよ!
記事の後半では、私が実践した勉強法だけではなく、FP2級の合格の最短ルートを歩むコツやおすすめテキストを包み隠さず公開していきますので、最後までご覧ください。
結論:FP2級は誰でも独学で合格できます
結論からお伝えすると、FP2級は誰でも独学で合格を十分狙えます。
きちんと正しい勉強方法を進めていくことができれば、誰でも合格できる資格です。
あなたの仕事の選択肢を広げるため・キャリアアップのために合格できるよう学習を進めていきましょう!
FP2級はFP3級を持っていないと受験できない!?
そもそもの話ですが、FP2級は誰でも受験できるわけではありません。
ある一定の条件を満たした人のみに受験資格が与えられます。
その条件とは下記の通り。
FP2級の受験資格
- FP3級の合格者
- AFP認定研修を修了した者
- 2年以上の実務経験
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
基本的に『2年以上の実務経験』がない人以外は、圧倒的に『FP3級の合格者』の条件を満たすことが難易度も低く、かかる時間や費用の面から考えても最もコスパがいいです。
まずはFP3級の合格を目指しましょう。具体的な勉強方法は別の記事に記載しています。
FP3級の勉強方法はこちら
-
【FP3級に受かる】出身高校偏差値38の私が独学合格した勉強方法
続きを見る
FP2級の難易度・合格率
ここ最近の試験データを調べてみると合格率は約40%でした。
「合格率40%って聞くと意外と合格率高いから簡単に合格できそうだな!」と油断してはいけません。
先ほどもお伝えしたように、FP2級は誰でも受験資格があるわけではないからです。
ある程度お金に関する知識を持った人の集まりの中で合格率が40%と聞くと決して高い合格率ではないかなと個人的には思いますが、いかがでしょうか?
ただし、そうはいっても宅地建物取引士(合格率約15%)や行政書士(合格率10%前後)などの他の国家資格よりは優しいので、きちんと対策をとれば合格が狙える難易度であるといえますね。
FP2級合格に必要な勉強時間
150~300時間勉強すれば、合格できるレベルに到達できると私は考えます。
毎日2時間勉強するとしたら2ヶ月半~5ヶ月、毎日5~6時間勉強するとしたら1ヶ月~2ヶ月で合格できる計算です。
この記事をご覧いただいている方は、学生さん・社会人・主婦の方など様々だと思いますので、みなさんのそれぞれのライフスタイルに合わせて毎日の勉強時間を設定して勉強を進められる環境を整えていきましょう。
また他のサイトを見てみるともっと少ない勉強時間で合格したという体験談が書かれているのを目にしますよね、、、
そういう記事を見て「他の人はこんな勉強時間で合格できているのに私は全然受かりそうない・・」って思う気持ちも痛いほど分かりますが、そういうのは気にしないようにしましょう。
その記事の筆者は、もともとFPの知識を使う仕事をしている方かもしれないし、過去にFPを勉強したことがあってその時間は入れていないかもしれないし、はたまた本当に天才かもしれません(笑)
大丈夫ですよ。あなたにはあなたのペースがあります。
独学で必要なことは一喜一憂しないことです。毎日勉強して知識を積み重ねていきましょう!
FP2級には2種類ある?
意外と知られていませんが、ファイナンシャルプランナー(FP)は2つの団体が資格試験を実施しているため、同じFP2級であっても実技試験の内容や問題数に違いがあります。
『日本FP協会』と『金融財政事情研究会(きんざい)』という団体で、出題範囲は2団体ともほぼ同じです。
どちらの団体の試験を受けるのかは、自分で決めることができます。
それぞれあまり差はないので、本屋などでパラパラと問題を見てみて「あーなんとなく解きやすそうだな」という方を選択するのがよいと思います。
個人的にオススメは『日本FP協会』です。
理由は単純に『金融財政事情研究会(きんざい)』よりも『日本FP協会』の方が合格率が高いためです。
ちなみに私も実際に『日本FP協会』で合格することができました!
FP協会と金財(きんざい)の違いはこちら
-
【FP協会と金財(きんざい)の違い】結論:どっちを選んでも大差ナシ
続きを見る
私のFP2級合格法:テキスト→問題集→過去問→予想問題
さて、ここから私が実践した具体的なFP2級の合格勉強法を紹介していきます。
上記の図を使って、説明を進めていきます。
step
1テキスト→問題集を最低2周回す
テキストと問題集を手にとり、学習をスタートしてみましょう。
オススメのテキストや選び方は後程紹介しますが、まずはテキスト読み進めるところからスタートさせます。
おそらく最初はよく理解できない部分でつまずくと思いますが、5分考えて分からなければ次へとどんどん進めましょう!
独学を諦めてしまう原因のひとつとして「よく分からない、、質問したくても答えてくれる人もいないし、、もういいや!」と諦めてしまうことが挙げられます。
気持ちは重々分かりますが、「分からないことがたくさんあるのは当たり前!」と思って学習を進めていくのがオススメです。
学習を進めていくと後々、「あれってこういうことか!」というふうに頭の中で繋がっていく瞬間が訪れるはず。
テキストを一冊読んだら、次は問題集を実際に解きながら読み進めていきましょう。
これも最初は全く正解しないと思いますが、気にせずどんどん進めていきます。
「テキストを1回読んだだけで、この問題集の問題が全部分かるヤツは天才だけだ!」と思い込むのが鉄則です(笑)
ここでポイントがテキスト→問題集を最低2周回すことです。すると不思議となんとなく「全体的にFPってこういうものなのか」って分かってきますよ。
勉強時間に余裕がある方は3周回すようにしましょう!
step
2過去問を解きまくる
テキスト→問題集の学習を終えたら次は、ひたすら過去問を解いていきましょう!
もちろんこちらもテキストと問題集を2周回したからといって、いきなり合格点がとれることなんてありません。。
でもいいんですよ!それで!
ここでの目的は問題に慣れることです。問題文の内容や言い回しにたくさん触れて慣れていきましょう。
FP2級の場合、おそらく過去3~5年分くらい過去問を解いていくとだんだんとコツを掴めてくると思います。
ここで忘れていけないのは、過去問を解きながらテキスト→問題集のサイクルは止めないこと。
過去問でアウトプットしつつテキスト・問題集でインプットを引き続き進めていくことが大切です。
もしいつも点数がとれていない分野が出てきたら、合格点がとれるようになるまでテキスト→問題集のサイクルを重ねていきましょう!
もっと詳しく
過去問は下記の公式ホームページから無料でダウンロードが可能です。
step
3TACの直前予想問題を解く
過去問を2周(勉強時間に余裕がある方は3周)したら、試験の直近で発売されるTACの直前予想問題(試験をあてる TAC直前予想模試)を購入して解くようにしましょう!
理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、初めて見る問題に触れることが大切だからです。
テキスト→問題集のサイクルで使っている問題集の中身は基本的に過去問の一部を使用しています。
そのため過去問をときまくるのが必要とお伝えしてましたが、一部は一度見たことがある問題です。その過去問で点数がとれてくるのは言ってしまえば当たり前のことです。
予想問題を購入して解くことによって、本番で「何これ??見たことない問題なんだけど、、、」と焦る確率が低くなります。
2つ目は、自分が受ける本番の試験での傾向対策ができるためです。
過去問だけ解いていると最新の問題傾向を抑えることが難しいはず。
本番の試験の直前に販売される予想問題によって、最新の問題範囲をカバーすることに繋がります。
TACの直前予想模試がおすすめな理由はこちら
-
【2023年最新】FP2級・3級の直前予想模試はTACがおすすめ
続きを見る
ここまでざっとではありますが、ステップ別に勉強方法を紹介してきました。
次からはより細かく、合格に直結するポイントを解説していきます!
FP3級合格からすぐにFP2級へ挑戦しよう
かなり重要なポイントですが、FP3級合格からすぐにFP2級へ挑戦するようしましょう。
試験範囲自体はFP3級もFP2級も同じです。FP3級はお金に関する基礎的な知識・FP2級はFP3級の知識をより専門的にしたものになります。
そのためFP3級で覚えている知識でそのままFP2級の勉強をした方がより理解が深まりやすいと思います。
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験は、年3回実施されています。できればFP3級を合格した直後の試験を受けられるように勉強スケジュールを組み立てていきましょう。
試験と試験の間隔は、約4ヶ月なのできちんと計画をたてて学習を進めていけば問題ありませんよ!
『学科』×『実技』の相乗効果を狙え
FP2級の学科試験は全て4択問題、実技試験は記述式による筆記試験です。
学科試験が全て3択問題のFP3級と比べても分かるように、難易度がグッと上がります。
FP2級は学科試験・実技試験のどちらも合格をして初めてFP2級の資格を取得できます。
ただそうはいっても私の周りでFP2級を受けた人の話を聞くと「学科試験だけ落ちてしまった、、」もしくは「実技試験だけ落ちてしまった、、」というケースも多いみたいです。
そしてそういった人へ質問すると「どちらかが苦手だから、苦手な方は勉強が捗らず、得意な方ばかり勉強してしまった」とのことでした。
どの資格試験の勉強で通じることでありますが、苦手な分野こそ勉強する時間を設けて他の分野との相乗効果を狙うようにしましょう。
FP2級の学科試験と実技試験の必要な知識は同じです。
例えば実技試験の計算問題を最初は分からなくてもどんどん解いていくとなんとなく「なんとなくこういうことかなぁ」と理解できてきます。
その後に改めて学科試験の勉強を進めていくと「実技試験の問題ってこのことを言っていたのか!」と必ず繋がる瞬間がやっててきます。
もちろん逆もしかりで、学科試験→実技試験という順番で繋がる瞬間も訪れます。
苦手な分野はなるべく減らして、他の分野との相乗効果を狙って勉強を進めていくのが大切です。
周りに「合格する」と公言する
これは私がよく行うテクニックの1つでもありますが、周りに「合格する」と公言するようにしましょう。
そうすることによって、自ら逃げられない環境を作ることができます。
方法は何でも良いと思います。仲が良い友人に言う・兄弟に宣言する・SNSで発信する等なんでもありです!
私の経験談をお伝えすると、私は大学生のときはわざと大学の図書館の入口近くの席で勉強していました。そうするとそこで友人に声をかけられて100%の確率で「何してるの?」と聞かれます。その質問に対して「合格するから勉強してる!」と答えていました。
私の大学の図書館には個室の勉強部屋や目立ちにくい席ももちろんありましたが、私は自ら逃げられない場所にわざと身を置くことで『自分で勉強しなければならない環境を作る』ことを意識していました。
繰り返しになりますが、独学で必要なのはモチベーションを維持することです。自ら勉強しなければならない環境を作ることがことで強制的にモチベーションを挙げることができます!
ぜひ試してみてください!
FP2級の独学合格におすすめな教材
さて、ここからはFP2級の独学におすすめな教材をご紹介していきます!
が、、、正直にお伝えしてしまうとそこまで各社のテキストに内容自体の差はないと私は考えています。何が重要かというと『自分にとって読みやすいか・内容が頭に入ってきやすいかどうか』です。
オススメの見極め方法は、実際に本屋に行ってテキストの中身をパラパラと見て「あ、なんか一番分かりやすそう」と思うものを購入することです。
これから教材のリンクを貼りますが、できればあなたの近くのできるだけ大きい本屋に行ってあなたの目で教材を確認してその場で買ってもらうのがベストだと思います。
迷ったらコレ!おすすめテキスト3選
「本屋に行く時間なんてないよ!」という方へ向けてオススメのテキスト3選を紹介していきます。
おすすめテキスト①
みんなが欲しかった!シリーズ
テキストにこだわりがない方は、この『みんなが欲しかった!シリーズ』を選べば問題ないです。
カラフルで図も多く使用し、理解しやすいテキストです。
実際に私はこの「みんなが欲しかった!シリーズ」の1冊のみでFP2級に受かることができましたよ!
おすすめテキスト②
ユーキャンの資格試験シリーズ
可愛いイラス付きのテキストなので、分かりやすさを一番に求める初心者にオススメです。
勉強が苦手な方や勉強をすること自体が久しぶりという方もインプットしやすい良書です。
おすすめテキスト③
スッキリわかるシリーズ
テキストと問題集が一体型になっているタイプので、合格までの最短ルート+テキストにお金をかけたくない人向けです。
ただ一冊という限られたページに合格のための知識を詰め込んでいるので、「日常生活でもFPの知識を役立てたい」という方には余計な知識が省かれていて物足りないかもしれません、、
もちろん上記の『過去+予想問題』の教材をセットで購入して、勉強を進めていけば、他のテキストと遜色なく、効率的に合格を狙うことが可能でしょう。
おすすめのテキストは、別の記事でより詳しい内容をまとめていますので、ぜひ下記のリンクからチェックしてみてください。
FP2級のおすすめテキスト・問題集3選
-
【FP3級&2級ベスト教材】独学合格におすすめテキスト・問題集3選
続きを見る
FP2級合格のためには電卓も重要なツールです
FP2級の合格を目指すにあたって、意外と電卓は重要なツールの一つです。
絶対に100均の電卓とかはやめましょうね!!
どれくらいやめた方が良いかというと、ダイエット中なのに夜中にカップラーメンを食べて、その残り汁にご飯入れて全部食べちゃうくらいやめた方が良いレベルです(笑)
使っているツールの差が合否に直結すると言っても過言ではないないので、良い電卓を購入するようにしましょう。
おすすめの電卓3つを紹介していきます!
おすすめ電卓①
シャープ製 EL-N942X
高すぎず安すぎずバランスのとれた値段かつ高性能で使いやすいです。
簿記2級を合格するために十分なスペックを持っています。
おすすめ電卓①
CASIO製 ND-26S
お金に余裕がある方は、ぜひこちらを購入するのがベスト!
数ある電卓の中で唯一『日本電卓技能検定協会』が推奨している電卓です。
おすすめ電卓③
CASIO製 JF-120VB-N
「電卓にそんなにお金をかけたくないよ、、」という方は、こちらがオススメです。
ただ冒頭でもお伝えしましたが、ある程度電卓にはお金はかけるべきだと私は考えます。
最低でも『シャープ製 EL-N942X』以上の値段のものを購入して学習していくことを推奨します。
おすすめの電卓に関しても、別の記事で詳しく解説しています。ぜひ下記のリンクからご覧ください。
FP試験でおすすめの電卓3選
-
【FP試験に持ち込みOKのおすすめ電卓3選】便利な使い方もマスター
続きを見る
通信講座でFP2級の合格を狙う選択肢はもちろんアリです
ここまで、FP3級の独学受験をゴリ押ししてきたわけですが、通信講座でFP2級の合格を狙う選択肢はもちろんアリだと思っています。
私は幸いなことに、独学でFP2級を取得することができましたが、FP2級にチャレンジする前に簿記2級に受かっていたため、お金に関する基礎理解がある程度完了している状態で勉強をスタートしていました。
今ふと改めて考えると、前提知識があったことは、FP2級合格の大きな要因の一つと挙げられるでしょう。
また「数学が苦手だった。。」という学生時代の知り合いの中には、独学でFPの学習を始めたところ、理解が追いつかず、そのまま挫折してしまった人を今までたくさん見てきたのも事実です。
本屋さんでテキストをパラパラとめくって、「ちょっと独学で合格を目指すのは難しそう、、」と感じた方は、通信講座やオンライン講座の力を借りて、合格を目指してみましょう!
資格マニアの私がおすすめする通信講座3選+α
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【厳選3社+α】FPの合格におすすめの人気スクール【選び方も伝授】
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以上です。
FP2級はあなたの人生の選択肢を広げることができる資格であることは間違いありません。
こちらの記事の内容を参考にしていただいた方の中で少しでも多くの方が合格できることを願っています!
それではまたお会いしましょう(‘◇’)ゞ
お役立ちメモ
FP2級は、実技試験を上記のどちらの団体から選ぶ→受験申込という流れになります。
後からは変更はできないので注意してくださいね。私のオススメは記事の途中でもお伝えしましたが、『日本FP協会』です。
FP資格を取得するメリット
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【FP資格は役に立つ?】ファイナンシャルプランナーのメリットを大公開
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FP2級の合格を狙う『独学』vs『通信講座』
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【独学or通信講座】結論:FP3級・2級はどっちでも合格可能です
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おまけ:独学の全てが詰まっている『独学大全』がおすすめ
全788ページと超絶分厚い本ですが、”独学の百科事典”と称されるほど、独学の全てが詰まっている一冊です。
これまでに独学で様々な資格を取得してきた私も拝読しましたが、独学で何かしたらの成果を出したいと考えている全員に手に入れてもらいたい良書でした。
「もっと詳しく教えてほしい!」と興味が湧いた方は、下記のレビュー記事をご覧くださいませ。
FPだけではなく、あなたの人生で幾度となく役立つ優良なノウハウをこの『独学大全』でぜひゲットしてみてください!
偏差値38の私が『独学大全』を読んだレビュー
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【独学大全レビュー】偏差値38の資格マニアが788ページを読んだ感想
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