こんにちは。ひろポンプです!
金融リテラシー向上や就職・就活を有利に進めるために、“FP(ファイナンシャルプランナー)”の勉強に取り組む人が増えてきましたよね。
ただしFP協会と金財(きんざい)のどちらを選んで受験すればよいか迷うことも多いのではないでしょうか。
- FPの受験でFP協会と金財(きんざい)はどっちを選ぶべき?
- FP協会と金財(きんざい)の試験内容や難易度の違いは?
- FP3級と2級で受験する団体は使い分けた方がいいの?
FP協会と金財(きんざい)の違いについて、上記の疑問や悩みを抱く方もきっと少なくないはず。
そこで今回は、【FP協会と金財(きんざい)の違い】結論:どっちを選んでも大差ナシというテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
大学生のときに独学でFP3級・FP2級に合格しました
その他にも宅地建物取引士・簿記2級・英検2級・漢検2級などの資格を保有
勤務先のベンチャー企業でFPの知識を活かし、セミナー講師を務めた経験あり
私もFP受験の申し込みをする際に、「え?なに?2種類あるの?」と戸惑ってしまったことを昨日のことのように覚えています。
過去の私と同じように、現在どちらを選ぶべきか分からない方にとって、一つの有益な参考情報としてあなたにお届けできれば幸いです。
記事の後半では、もしどちらかで迷ったのならFP協会にするべき理由を、私自身の体験談を含めながら解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
FP3級・2級の受験はFP協会と金財(きんざい)のどっち?
さっそくFP3級・2級の受験はFP協会と金財(きんざい)のどっち?という永遠のテーマを扱っていきます。
そもそもFP協会は『日本FP協会』・金財(きんざい)は『金融財政事情研究会』が正式名称であり、FPの資格試験を受けるためには、どちらかの団体に申込を行い受験する必要があります。
「運営している団体が違うから、合格したあとは別々の資格になっちゃうの?」と疑問を感じるかもしれませんが、どちらの団体で合格しても資格の種類・価値は変わらず、国家資格である“ファイナンシャル・プランニング技能士”と名乗ることができます。
結論:両者に大きな違いはないのでどちらでもOKです
FP協会と金財(きんざい)はどっち?の質問に結論から答えると、両者に大きな違いはないのでどちらでもOKです。
ご存知の方も多いと思いますが、FP試験は基礎問題が中心の学科試験と計算問題などの応用が中心の実技試験に分かれています。
FP協会と金財(きんざい)の主な違いは一点だけで、今説明した後者にあたる実技試験が異なります。
ただし出題問題や出題形式に違いがあるといっても、大した差はなく、しっかりとポイントを押さえて勉強すれば、FP3級も2級も2つの団体両方とも問題なく合格を目指せるはずです。
もっと詳しく
「どちらか選んでくれ!」と言われれば、個人的にはFP協会をオススメします。
実際に私自身もFP協会を選択して、無事にFP3級・2級ともに一発合格することができました。
FP協会を選ぶべき理由は、記事の後半でご説明してきます。
FP協会と金財(きんざい)のそれぞれの合格率・難易度
ここで、FP協会と金財(きんざい)のそれぞれの合格率・難易度を見ていきましょう。
FP2級の合格率(2022年1月実施)
- FP協会 ・・・ 56.33%
- 金財(きんざい)・・・45.34%
FP3級の合格率(2022年1月実施)
- FP協会 ・・・ 90.75%
- 金財(きんざい)・・・45.98%
上記のデータを比較すると、明らかにFP協会の方が、合格率が高いように見受けられますよね。
ちなみに2022年1月だけではなく、他の時期に開催されている試験でも、基本的に金財(きんざい)よりもFP協会の方が、常に数十%合格率が高く推移しています。
お役立ちメモ
合格率に差があるのは、難易度の違いというよりかは受験者層の違いと想定されています。
金財(きんざい)は法人単位の団体受験が多いのに対して、FP協会は試験合格のモチベーションが高い個人の受験者が多いです。
もちろん一概には言えませんが、「会社の決まりで渋々受けてます・・」というサラリーマンも少なくないため、このような合格率の差が生まれているのでしょう。
【実体験】もし迷ったのならFP協会にするべき理由
ここまで、FP3級・2級の受験はFP協会と金財(きんざい)のどちらを選ぶべきかを述べてきました。
「大差がないのは分かったけど、結局どっちがいいの?」とハッキリさせてほしい方も数多くいると思います。(私も受験前は同じ気持ちでした笑)
ここからは、もしあなたが迷ったのならFP協会にするべき理由を解説していきます。
「FP協会の方が、合格率が高く難易度が低そうだから!」という単純な根拠ではなく、私自身の実体験も交えつつ話してきましょう。
FP協会→『広く浅く』・金財(きんざい)→『狭く深く』
先ほども触れましたが、FP協会と金財の一番の違いは、実技試験の種類が異なる点です。
具体的には以下のように、試験範囲が分かれています。
FP3級の実技試験の種類
- FP協会 ・・・ 資産設計提案業務
- 金財(きんざい)・・・個人資産相談業務
- 金財(きんざい)・・・保険顧客資産相談業務
FP2級の実技試験の種類
- FP協会 ・・・ 資産設計提案業務
- 金財(きんざい)・・・個人資産相談業務
- 金財(きんざい)・・・生保顧客資産相談業務
- 金財(きんざい)・・・損保顧客資産相談業務
- 金財(きんざい)・・・中小事業主資産相談業務
FP協会から受験を申込する場合は“資産設計提案業務”、金財(きんざい)は上記の数種類の中から1つを選択して受験する流れです。
少し分かりにくいと思うので、ざっくりイメージをお伝えすると、FP協会は“資産設計提案業務”の1種類のため『広く浅く』、金財(きんざい)はそれぞれの種類に専門的にわかれているため『狭く深く』という感じで問題が出題されます。
例えばあなたが「“個人資産相談業務”の知識を絶対に習得したい!」と熱望しているのだとしたら、金財(きんざい)経由で受験するべきでしょう。
ただしそういう方はおそらくごく少数なはずなので、FPの知識を広く満遍なく学べるFP協会で受験した方が、総合的な金融リテラシーを身につけることができるはずです。
あえて金財(きんざい)を選択するたった一つのメリット
もちろんあえて金財(きんざい)を選択するメリットも存在します。
それはズバリ、金財(きんざい)の方が市販されているテキストの量が豊富という点です。
先ほど挙げたように、金財(きんざい)ではFP2級の場合、4種類の実技試験が設定されているため、必然的に世の中に出回る教材の種類や量も多くなります。
そのため「金財(きんざい)を選択すると教材選びに困らない」と意見をこれまで度々目にする機会がありました。
しかし個人的にはFP協会で受験するにしても、優良なテキストが1冊でもあれば問題ナシと考えています。
実際に私は『みんなが欲しかった!』シリーズだけで合格することができていますよ!
FP3級・2級のおすすめテキストはこちら
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正しい独学法or優良な通信講座で勉強すれば心配不要
前半部分でも話題に出しましたが、極論をいってしまうと、正しい独学法or優良な通信講座で勉強すれば心配不要です。
もちろん合格に向けてFP試験にチャレンジする前はどちらを選ぶべきか慎重になるはずです。(私は不安過ぎてネットで調べたりFPを受験した知り合いに聞きまくったりました笑)
ただ「どちらを選ぶか?」は本質ではなく、きちんと将来にも役立つレベルで正しい知識を身につければ、おのずと合格は見えてくるものだと、今さらながら思っています。
資格マニアである私が実践した勉強法と優良な通信講座をまとめた情報は、下記の別の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
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以上です。
「FP協会と金財(きんざい)はどっちがいいの?」という論争に終止符を打つべく、実体験ベースで記事を書き上げてみました。
今回の内容が、過去の私と同じ悩みを持ったFP受験生の解決の糸口になったのであれば、最高に嬉しいです!
それではどこかでお会いしましょう(´▽`)
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