【宅建合格のメリット5つ】役に立たないと言われる本当の理由も解説

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【宅建合格のメリット5つ】役に立たないと言われる本当の理由も解説

2021年9月1日

こんにちは。ひろポンプです!

「将来に役立つ資格を取りたい!」と思ったときに、“宅地建物取引士(宅建)”が頭に浮かんだ人も多いのではないでしょうか。

宅建は日本でもトップレベルに人気な国家資格の一つで、毎年約20万人が受験します。

  • 宅建を取得するとどういうメリットがあるか知りたい!!
  • 宅建は役に立たないという意見もよく聞くけど、実際どうなの?
  • 不動産業界で働く上でやっぱり宅建って必要なのか教えてほしい、、

宅建を受けるにあたって、上記のような疑問や不安を抱えている人も少なくないでしょう。

今回は、【宅建合格のメリット5つ】役に立たないと言われる本当の理由も解説というテーマで話を進めていきます。

この記事の筆者

不動産会社で賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理など約5年の実務経験あり。
宅地建物取引士・FP2級・住宅ローンアドバイザー・既存住宅アドバイザーの資格を保有しています。

実際に宅建士として、不動産業界で働いてきた立場から、宅建取得のメリットや実務で宅建はどう活かせるのかを解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

宅建に合格すると得られるメリット5選

宅建に合格すると得られるメリット5選

さっそくではありますが、宅建に合格すると得られるメリット5選をご紹介します。

宅建合格のメリット5選

  • 不動産業界へ就職や転職で有利になる
  • 独占業務があるため資格手当がもらえることが多い
  • 国家資格の中では合格率が高く難易度が低い
  • 宅建と関連した資格のダブルライセンスを狙いやすい
  • 自分のマイホーム購入時や賃貸契約のときに活用できる

それぞれを順番に詳しくご説明していきます。

「宅建にチャレンジするか迷ってる。。。」という人の判断材料になってくれたら嬉しいです!

不動産業界へ就職や転職で有利になる

まず1つ目のメリットは、不動産業界へ就職や転職で有利になることです。

『宅建士=不動産業界の仕事』というイメージが強いと思いますが、それは紛れもない事実です。

法律では、“不動産業を営む場合、ひとつの事務所につき5人に1人以上は宅地建物取引士を設置しなければならない”と義務付けられています。

宅建は合格率が約15%前後という決して簡単に取得できない資格の為、希少価値が高いと言えますね。

また『宅建を合格できる人=不動産の仕事のために努力できる人』という印象を企業に与えることにも繋がります。

独占業務があるため資格手当がもらえることが多い

次に2つ目のメリットは、独占業務があるため資格手当がもらえることが多いことです。

独占業務をもう少し分かりやすく言い換えると、その人にしかできない仕事のことです。

医師免許を持った者しか医療行為ができないように、宅建の資格を持った者しかできない不動産取引上の業務が存在します。

具体的には下記の3つが宅建の独占業務に当たります。

宅建士の独占業務

  • 契約締結前の重要事項の説明
  • 重要事項説明書面への記名押印
  • 契約内容書面への記名押印

売買仲介取引・賃貸仲介取引どちらも絶対に必要な業務です。(逆にいうと宅建士ではないと最後まで不動産取引の契約を行うことができないのです)

そのため宅建士の人とそうではない人で給与が異なるのが一般的です。

基本的には資格手当として1~5万が会社から支給されて、宅建を持っているだけで収入UPを狙うことができます。

仮に5万支給されるとしたら、年収単位で60万円も給料が上がる計算になりますね♪

宅建士の独占業務に関してはこちらから

【宅建士ができること+活かし方】3つの独占業務とはどんな仕事?
【宅建士ができること+活かし方】3つの独占業務とはどんな仕事?

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国家資格の中では合格率が高く難易度が低い

続いて3つ目のメリットは、国家資格の中では合格率が高く難易度が低い点です。

先ほど合格率が約15%前後で難しい資格とお伝えしましたが、国家資格の中で考えると合格率は高く、難易度としては低い方と言われています。

例えば同じ不動産系の国家資格と比べると、マンション管理士(合格率約8%)・不動産鑑定士(合格率約5%)という感じです、、、

もちろん同じ独占業務がある国家資格の弁護士や公認会計士になった方が、収入面は高くなる可能性が十分ありますが、難易度は明らかにケタ違いです。

宅建は約半年間の勉強で合格を狙える数少ない国家資格で、なおかつ独占業務があるため収入UP・転職でキャリアップを狙いやすく、コスパが良い資格と断言できるでしょう。

自分のマイホーム購入時や賃貸契約のときに活用できる

そして4つ目のメリットは、自分のマイホーム購入時や賃貸契約のときに活用できることです。

言わずもがなですが、宅建は不動産に関する知識を学べる資格で、もちろん不動産取引に関する分野も学習することができます。

宅建で学んだ知識をそのまま自分自身がマイホーム購入や賃貸物件を契約する際に活かすことが可能です。

売買の仲介手数料は3%+6万円・賃貸の仲介手数料は賃料の1ヶ月分と上限が決まっています。

今の時代に仲介手数料を不正に多く請求する業者はいないとは思いますが、の知識を持っていれば、仮に怪しい業者に遭遇したとしても騙されにくくなるはずです。

宅建と関連した資格のダブルライセンスを狙いやすい

最後に5つ目のメリットは、宅建と関連した資格のダブルライセンスを狙いやすい点です。

宅建を合格すると、不動産全般に関する幅広い知識・法律に関する基礎的な考え方を持つことができます。

宅建の学習で培った知識の土台を使うことで、勉強時間を少なくでき、他の資格にもチャレンジがしやすい状況を作り出せます。

ダブルライセンスを狙いやすい具体的な名前を挙げると、先ほどご紹介したマンション管理士や不動産鑑定士の他に、FP(ファイナンシャルプランナー)、賃貸不動産経営管理士などがあります。

また宅建と関連した資格のダブルライセンスを持っていると、不動産業界でもより市場価値の高い引く手あまたな人材になれるはずです。

実際に私自身が宅建とFP2級のダブルライセンスということで、ヘッドハンティングを受けたことが数回あります。

「宅建は役に立たない」と言われる本当の理由

「宅建は役に立たない」と言われる本当の理由

ここまで、宅建に合格すると得られるメリット5選をご紹介してきました。

「確かにメリットは分かったけど、ネットで調べると“宅建は役に立たない”というのをよく目にするから一歩がなかなか踏み出せない、、、」という声もチラホラお聞きします。

ここからは実際に不動産業界で宅建士として働いてきた私が、「宅建は役に立たない」と言われる本当の理由を考察していきます。

不動産業界に関わらない仕事だと活用しにくい

1つ目の理由は、不動産業界に関わらない仕事だと活用しにくいからです。

当たり前の話ですが、美容師さんや看護師さんが宅建の資格を持っていても、実務上で活かせる場面はほぼないですよね。。。

そのため不動産業界で働いている人もしくは働きたいと思っている人にとっては、非常に有益な資格であることは間違いありませんが、そうでない場合は受かっても意味がない資格と呼ばれているのかもしれません。

ただ先ほどの4つ目のメリットでお伝えした通り、自分自身が不動産の取引を行う場合には、宅建のノウハウを活かせるはずです!

(人生でそう何度もタイミングが訪れないかもしれませんが。。。)

宅建の知識がすぐに実務で使えるとは限らない

2つ目の理由は、宅建の知識がすぐに実務で使えるとは限らない点です。

私は大学生4年生のときに宅建を取得して、新卒で不動産会社に入社しましたが、宅建の知識を使って、すぐに不動産のプロとして活躍できたかと聞かれると、答えは"NO”です。

もちろん宅建があることに越したことはありませんが、入社後は不動産業界全体の慣習や物件の詳細を覚えるなど、他にやるべきことがたくさんあったためです、、、

中途採用でも同じことが言えますが、宅建の資格を持っていたとしても、きちんと実務で使えるようになるまでは、約6ヶ月~1年は時間がかかるでしょう。

また少し驚くかもしれませんが、『宅建ありの売れない営業マン』『宅建なしの売上トップ営業マン』を比較すると、『宅建なしの売上トップ営業マン』の方が市場価値は高いのが事実です。

確かに『宅建なしの売上トップ営業マン』は不動産の契約を行うことができませんが、契約自体を『宅建ありの売れない営業マン』に依頼すれば何も問題ありません。

売上を上げて利益をもたらしてれる営業マンの方が、企業側は求めているという理屈は理解できますよね。

ただしそういうスーパー営業マンも今のステージよりステップUPしようとしたら、やはり宅建の資格は欠かせない要素です。

遅かれ早かれ宅建の資格が必要になるので、取得できるうちに取っておいた方がベターだと個人的には思います。

意外と宅建士の数は多く希少価値がそこまで高くない

最後に3つ目の理由は、意外と宅建士の数は多く希少価値がそこまで高くないからです。

宅建は1年に1回、資格試験が実施され、毎年約3~4万人の合格者が出ています。そして現時点で約100万人以上の宅建士が存在すると言われています。

大きい数すぎてピンと来ないかもしれませんが、実体験として他社とのお取引で名刺交換をする際に、“宅地建物取引士”と書かれた名刺を見る機会がものすごく多いです。

かなり抽象的な話ではありますが、私の感覚的にもデータ的にも宅建士はそこまで希少価値が高くないと判断してもおかしくはないはずです。

ただし「宅建は役に立たない」という声は負け犬の遠吠え

これまで「宅建は役に立たない」と言われる本当の理由を解説してきましたが、最後にみなさんにお伝えしたいことがあります。

それは、「宅建は役に立たない」という声は負け犬の遠吠えなので、気にしなくてもいいですよ!という話です。

私自身は不動産業界で働くなら絶対に宅建は取得しておいた方が資格だと声を大にして主張します。

また会社の同僚の宅建士や他の不動産会社で働いている宅建士から「いやー宅建なんてとらなきゃよかった、、、」という意見は一度たりとも聞いたことがありません。

厳しい言い方になるかもしれませんが、おそらく「宅建は役に立たない」と言っているのは、『宅建に合格できなくて自分を正当化したい人』or『宅建を持っているけど自分の努力不足や営業力不足で成果を残せない人』の単なる言い訳です。

もしあなたが「宅建に合格したい!」と決意されたのであれば、そんな人たちの声などに耳を傾けず、自信を持ってチャレンジすることをおすすめします。

以上です。

宅建に合格すると得られるメリット5選宅建は役に立たないと言われる本当の理由を深掘りしてきました。

繰り返しになりますが、不動産業界で働くなら宅建はメリットしかない資格です。

ぜひ合格を目指して勉強を頑張っていきましょう!

宅建は独学でも通信講座でも合格を目指せます。詳細は別の記事でまとめていますので、気になる方チェックしてみてください。

それではまたどこかでお会いしましょう!!

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