こんにちは。ひろポンプです!
数ある資格の中でも簿記って人気の資格ですよね!
ただし簿記の合格を独学で目指す場合、かなりハードルが高いと感じる人も少なくないでしょう。
- 簿記3級って独学でも受かるの?
- 簿記3級合格のための勉強方法は?
- 独学におすすめなテキストを知りたい!
簿記検定を受ける上で、上記のような疑問や不安を持つケースもきっと多いはずです。
そこで今回は、【簿記3級は独学で受かる?】出身高校偏差値38の私が合格した勉強方法というテーマで話を進めていきます。
ここでいう簿記は、「日商簿記3級」を指します
この記事の筆者
大学生のときに独学で簿記3級・簿記2級に合格しました。
その他にも宅地建物取引士・FP2級・英検2級・漢検2級などの資格を保有。
勤務先のベンチャー企業で簿記の知識を活かし、セミナー講師を務めた経験あり。
ちなみにタイトルにもある通り、私は偏差値38の高校出身です。。。
この記事をご覧いただいている方のほとんどは私よりも学歴が高いと思うので、間違いなくみなさん合格できるはずですよ(笑)
ぜひ最後までご覧ください。
結論:簿記3級は独学で合格できます
結論からお伝えすると、簿記3級は独学で合格を十分狙えます。
きちんと正しい勉強方法を進めていくことができれば、誰でも合格できる比較的優しい資格だと思います。
ただ簿記3級の資格や知識だけでは、就活や実務で大きなメリットがないので、簿記2級合格までを視野に入れて勉強に取り組んでいくようにしましょう。
簿記3級の難易度・合格率
ここ最近の試験データを調べてみると、合格率は約30~50%でした。
意外と合格率が低いですよね。。。
比較的簡単な資格といわれる簿記3級ですが、約70~50%の方が落ちてしまう試験です。
油断せずに勉強を進めていく必要があります。
簿記3級合格に必要な勉強時間
他の様々なサイトを見てみると必要な勉強時間はマチマチですが、個人的には80~100時間勉強すれば、合格できるレベルに到達できると考えます。
毎日2時間勉強するとしたら40~50日、毎日5~6時間勉強するとしたら約2週間前後で合格できる計算ですね。
この記事をご覧いただいている方は、学生さん・社会人・主婦の方など様々だと思いますので、みなさんのそれぞれのライフスタイルに合わせて毎日の勉強時間を設定して勉強を進められる環境を整えていきましょう。
私の合格方法:テキスト→問題集→過去問→予想問題
さて、ここからは私が実践して合格することができた具体的な勉強教法を紹介していきます。
上記の図を使って、説明をしていきます。
step
1テキスト→問題集を最低2周回す
テキストと問題集を手にとり、学習をスタートしてみましょう。
オススメのテキストや選び方は後程紹介しますが、まずはテキスト読み進めましょう。おそらく最初はよく理解できない部分でつまずくと思いますが、5分考えて分からなければ次へとどんどん進めましょう!
独学を諦めてしまう原因のひとつとして「よく分からない、、質問して答えてくれる人もいないし、、もういいや!」と諦めてしまうことが挙げられます。気持ちは重々分かりますが、「分からないことがたくさんあるのは当たり前!」と思って学習を進めていくのがオススメです。
学習を進めていくと後々、「あれってこういうことか!」というふうに頭の中で繋がっていく瞬間が訪れるはずです。
テキストを一冊読んだら、次は問題集を実際に解きながら読み進めていきましょう。これも最初は全く正解しないと思いますが、気にせずどんどん進めていきます。「テキストを1回読んだだけで、この問題集の問題が全部分かるヤツは天才だけだ!」と思い込みましょう(笑)
ここでポイントは、テキスト→問題集を最低2周回すことです。
すると不思議でなんとなく「全体的に簿記ってこういうものなのか」って分かってきます。
勉強時間に余裕がある方は3周回すようにしましょう!
step
2過去問を解きまくる
テキスト→問題集の学習を終えたら次は、ひたすら過去問を解いていきましょう!
もちろんこちらもテキストと問題集を2周回したからといって、いきなり合格点がとれることなんてないと思います。。。
でもいいんですよ!それで!
ここでの目的は問題に慣れることです。問題文の内容や言い回しにたくさん触れて慣れていきましょう。おそらく過去3年分くらい解くとだんだんとコツを掴めてくると思います。
ここで忘れていけないのは、過去問を解きながらテキスト→問題集のサイクルは止めないことです。
過去問でアウトプットしつつテキスト・問題集でインプットを引き続き進めていくことが大切です。
ちなみに・・
過去問は『よくわかる簿記』シリーズの本試験問題集がイチオシです。
これまでの過去問をベースに、新試験に完全対応している試験問題が12回分収録されています。
またその試験問題のうち、5回分が本番のネット試験と同じ環境で受験ができる模擬試験プログラム付きです!
step
3予想問題を1~2社解く
過去問を1周(勉強時間に余裕がある方は2周)したら、試験の直近で発売される予想問題を1~2社(勉強時間に余裕がある方は3社)を購入して解くようにしましょう!
理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、初めて見る問題に触れることが大切だからです。
テキスト→問題集のサイクルで使っている問題集の中身は基本的に過去問の一部を使用しています。そのため過去問をときまくるのが必要とお伝えしてましたが、一部は一度見たことがある問題です。その過去問で点数がとれてくるのは言ってしまえば当たり前のことです。
予想問題を購入して解くことによって、本番で「何これ??見たことない問題なんだけど、、、」と焦る確率が低くなります。
2つ目は、自分が受ける本番の試験での傾向対策ができるためです。
簿記3級の試験は2019年度から出題範囲が変わりました。過去問だけ解いていると最新の問題傾向を抑えることが難しいです。本番の試験の直前に販売される予想問題によって、最新の問題範囲をカバーすることに繋がります。
簿記のおすすめ直前予想問題集3選はこちら
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【2023年】簿記3級&2級の合格に導くおすすめ直前予想問題集3選
続きを見る
ここまでざっとではありますが、ステップ別に勉強方法を紹介してきました。
次からはより細かく、合格に直結するポイントを解説していきます!
テキストと問題集は必ず1冊ずつのみ!
「出題範囲の全てを網羅したいからたくさんの種類テキストや問題集を買って勉強しないと、、」
そう思っている方が多いかもしれませんが、テキストと問題集は必ず1冊ずつのみで勉強を進めていくようにしてください!そしてそのテキストと問題集は同じ出版社でリンクしているものを購入するようにしましょう。
人間は知識や情報などを広く浅く見るよりも狭く深く見る方が記憶に残ると言われています。また数種類のテキストと問題集を買って勉強をしようとすると「こんなに勉強しないといけないのか、、」と参考書の量でモチベーション低下に繋がりやすいです。
「1冊のテキストと問題集だけでは出題範囲の全てが網羅できるか」という話では、確かに答えはNOかもしれませんが、資格の試験は満点を取る必要はありません。
簿記3級は7割以上の問題に正解すれば合格できる資格試験です。
同じテキストと問題集を繰り返し見て覚えて基礎を固めて合格を狙っていきましょう!
おすすめのテキスト・問題集は、後ほどご紹介いたします
過去問は必ず本番と同じように
ステップ②の補足ですが、過去問を解くときには必ず本番と同じように望みましょう。
過去問を取り組む際にメリハリもつけず、ダラダラと問題を解いても全く意味がありません。本番は2時間の一発勝負です。普段の勉強から本番を意識した解き方をしていきましょう。
具体的にいうと、過去問を解くときは必ず時間を2時間測って本番と同じように問題をとく。もちろんその間休憩やスマホをいじるのも禁止です。(もしどうしても中断しなければならない場合は、測っている時間も中断するようにすれば良いと思います)
こうすることによって、普段の勉強から時間配分を意識して学習を進められますし、本番でも焦らず問題を解くことにも繋がります。
初めて過去問を解こうとすると2時間以内に全ての問題を解き切れないこともあるでしょう。その場合は、そのまま延長してどれくらい時間がかかったかも把握してください。
もしかしたら最初は3時間くらいかかっているのが、本番と同じように過去問を解いていくと最終的には約1時間で問題を解けるようになってくるかと思います。
常に本番の試験を意識した学習を進めてきましょう!
もしまとまった2時間という時間がとれないのであれば、最低1時間は時間をとって過去問の半分を解くなど工夫するのでも良いと思います。
直前過ぎないタイミングで予想問題を解く
ステップ③をより細かくお伝えしていきます。予想問題を解くタイミングですが、直前過ぎない時期をオススメします。
もっと具体的な例をいうと、本番の試験3日前に予想問題を解くのはやめましょう!
理由はシンプルで、もしそこで合格ラインとは程遠い点数を叩き出したらメンタルがもたなくないですか?(笑)
私は実際に何かの試験に臨むときは、本番の試験の2週間~1週間前の間に予想問題を解くようにしています。
そうすると仮に合格点よりも大幅に低い点数であっても、気を取り直して残り1週間で苦手分野を詰めて勉強することなどが可能です。
また逆にいうと本番の試験の1ヶ月前くらいに予想問題を解いて、そのときだけたまたま点数が良かったとなると、おそらく残りの1ヶ月は完全に油断して勉強量が落ちてしまう方が大多数だと思います。少なくとも私は絶対にあぐらをかきます(笑)
そのため予想問題は直線過ぎないタイミングで解くようにしていきましょう!
簿記3級の独学におすすめな教材
さて、ここからは独学にオススメな教材をご紹介していきます!
が、、、正直にお伝えしてしまうとそこまで各社のテキストに内容自体の差はないと私は考えています。何が重要かというと『自分にとって読みやすいか・内容が頭に入ってきやすいかどうか』です。
個人的なオススメの見極め方法は、実際に本屋に行ってテキストの中身をパラパラと見て「あ、なんか一番分かりやすそう」と思うものを購入することです。
迷ったらコレ!おすすめテキスト3選
「そうはいっても、たくさん種類があるからどれが良いかは知りたい!」という方向けにおすすめのテキスト3選を紹介していきます。
おすすめテキスト①
みんなが欲しかった!シリーズ
テキストにこだわりがない方は全員『みんなが欲しかった!シリーズ』を選べば問題ないと自信を持ってお伝えします。
カラフルで図も多く使用し、理解しやすいテキストです。
私はこの『みんなが欲しかった!シリーズ』を使って、簿記3級の合格まで導いてもらいました!
おすすめテキスト②
スッキリわかるシリーズ
少し色使いが抑えめなので、「カラフルすぎるテキストはちょっと落ち着かない、、」という方にオススメです。
おすすめテキスト③
パブロフ流でみんな合格 シリーズ
こちらも人気のあるテキストです。4コマ漫画で分かりやすく解説しています。より図やイラストで理解を深めたい方にオススメです。
簿記3級のおすすめテキストの詳細は、別の記事でもっと分かりやすくまとめています。下記のリンクからどうぞ!
簿記のおすすめテキスト・問題集3選
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【おすすめテキスト・問題集3選】簿記3級&2級の独学合格を狙える本
続きを見る
簿記合格のためには意外と電卓も重要です
みなさんお忘れかもしれませんが、簿記合格のためには意外と電卓も重要です。
「3級のレベルであれば、どんな電卓でもいいでしょ」という声もチラホラ聞くことも多いですが、ツールで差がついてしまうのであれば、これから紹介するような少々値の張る電卓を購入するようにしましょう。
またもし簿記2級も取得したいとなったときでも、簿記3級の時点である程度良い電卓を購入しておけば、買い替える必要もないですよ!
おすすめの電卓を3つ紹介していきます!
おすすめ電卓①
シャープ製 EL-N942X
高すぎず安すぎずバランスのとれた値段かつ高性能で使いやすいです。
簿記2級も視野に入れている方にもオススメできる十分なスペックを持っています。
おすすめ電卓②
CASIO製 ND-26S
お金に余裕がある方は、ぜひこちらを購入するのがベスト!
数ある電卓の中で唯一、『日本電卓技能検定協会』が推奨している電卓です。
おすすめ電卓③
CASIO製 JF-120VB-N
「電卓にそんなにお金をかけたくないよ、、」という方は、こちらがオススメです。
ただ冒頭でもお伝えしましたが、ある程度電卓にはお金はかけるべきだと私は考えます。
最低でも『シャープ製 EL-N942X』以上の値段のものを購入して学習していくことをオススメいたします。
電卓に関しても、別の記事でもっと詳しく事細かに深掘りをしていますので、下記のリンクからご覧ください。
簿記におすすめな電卓3選
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【簿記検定におすすめの電卓3選】結論:カシオorシャープを選べばOK
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通信講座・スクールの選択肢も全然アリです
ここまで、簿記3級の独学受験をゴリ押ししてきたわけですが、通信講座・スクールの選択肢も全然アリだと思っています。
私は幸いなことに、独学で簿記3級を取得することができましたが、大学の学部が経済学部で簿記の知識を少しかじっていたことが合格の大きな要因の一つとも感じています。
簿記を学ぶ際には、”仕訳”というあまり身近ではない簿記特有の考え方を使うため、独学で勉強をスタートしたところ、早々につまずいてしまう人を今までたくさん見てきたのも事実です。
「ちょっと独学で合格を目指すのは厳しそうかなー」と感じた方は、通信講座やオンライン講座の力を借りて、合格を目指してみましょう!
資格マニアの私がおすすめする通信講座3選
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【厳選3社】簿記合格におすすめのスクール【3級と2級で使い分ける】
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以上です。
あなたもこの勉強方法を参考にして学習を進めていけば、きっと合格できるに違いありません。
少しでもこの記事を読んでくださった多くの方の参考になれれば幸いです。
簿記3級の申込は日本商工会議所からすることができます。下記のリンクをご確認ください。
それではまた別の機会にお会いしましょう(/・ω・)/
簿記2級の独学の勉強方法はこちら
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おまけ:独学の全てが詰まっている『独学大全』がおすすめ
全788ページと超絶分厚い本ですが、”独学の百科事典”と称されるほど、独学の全てが詰まっている一冊です。
これまでに独学で様々な資格を取得してきた私も拝読しましたが、独学で何かしたらの成果を出したいと考えている全員に手に入れてもらいたい良書でした。
「もっと詳しく教えてほしい!」と興味が湧いた方は、下記のレビュー記事をご覧くださいませ。
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