【宅建と簿記はどっち?orダブル?】難易度や就職・転職の有利さは?

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【宅建と簿記はどっち?orダブル?】難易度や就職・転職の有利さは?

2021年9月18日

こんにちは。ひろポンプです!

「就職や転職で有利になる将来に役立つ資格をとりたい!」と考えたときに、宅建(宅地建物取引士)と簿記(日商簿記)を頭に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

宅建は約20万人・簿記は約50万人が毎年受験する、どちらも昔から有名かつ国内でもトップレベルの人気を誇る資格です。

  • 宅建と簿記ならどっちが就職・転職に有利か教えてほしい。。
  • 宅建と簿記はどちらの方が難易度が高いのか知りたい、、
  • 宅建と簿記を取得するのはどっちが先?それともダブルライセンス?

宅建と簿記の受験を検討するにあたって、上記のような悩みや疑問を抱いてしまう人はきっと少なくないはずです。

今回は、【宅建と簿記はどっち?orダブル?】難易度や就職・転職の有利さは?というテーマで話を進めていきます。

この記事の筆者

大学生のときに宅地建物取引士・日商簿記2級・FP2級に独学合格。
新卒の就職活動時には様々な業界・業種の企業から内定を11社獲得しました。
ベンチャー系不動産会社の営業マンと採用担当を兼務し、面接官を務めた経験あり。

宅建と簿記2級のダブルライセンスである私が肌で感じた難易度や就職・転職の有利さの経験談を交えながら、それぞれの違い等を深掘りしていきます。

また記事の後半では、「宅建と簿記ならどっちを先に取得した方がいいのか?」「それともダブルライセンスを狙うべきなのか?」と頻繁に聞かれる質問にもお答えしていきますね。

ぜひ最後までご覧ください!

【宅建と簿記はどっち?】それぞれの違いを解説

【宅建と簿記はどっち?】それぞれの違いを解説

「宅建と簿記はどちらがおすすめか?」という話をしていく前に、まずはそれぞれの違いについて解説していきます。

どちらも就職・転職に有利になる+就職後も役立つ資格であることに間違いはありませんが、具体的に「ココが違う!」と説明できる人は意外と少数派な気がします、、

宅建と簿記がそれぞれどういった資格なのかを理解することで、自分が先に合格するべき資格はどちらなのかを明確化させることに繋がるはずです。

はてなポイント

私は大学生のときに、宅建と簿記の違いが分かっていない状態でなんとなく簿記から資格試験合格のために勉強をスタートさせてました・・

今思うと結果オーライだったため良かったですが、それぞれの違いを知らないことで危うく「うわ、、こっちの資格から先に取ればよかった、、」となってしまう可能性がありました。

知らないことを正しく理解して、自分自身で判断することは何においても大切な考え方ですね!

宅建(宅地建物取引士)とは:不動産取引に関する専門家

宅建(宅地建物取引士)を一言でいうと、不動産取引に関する専門家です。

ビジネスを行っていく上で役立つ知識を養う資格ではありますが、メインは不動産に関連した法律やお金の動きを学んでいきます。

そのため一般的には『宅建=不動産の資格』というイメージが根強いかもしれませんね。

また宅建には主に下記の3つの“独占業務”が与えられています。

宅建士の独占業務

  • 契約締結前の重要事項の説明
  • 重要事項説明書面への記名押印
  • 契約内容書面への記名押印

ここではそれぞれがどういった業務はやや複雑なため説明しませんが、上記の3つは不動産取引において必ず行わなければならない業務です。

つまり言い換えると、”宅地建物取引士にしかできない仕事”ということになります。

そのため不動産業界で宅建士は重宝されて、就職・転職に有利になるだけではなく、資格手当てなどにより年収UPを見込めます。

その他にも宅建を取得すると得られるメリットはいくつか存在します。詳しくは別の記事にまとめていますので、下記をご覧ください。

宅建を取得する5つのメリット

【宅建合格のメリット5つ】役に立たないと言われる本当の理由も解説
【宅建合格のメリット5つ】役に立たないと言われる本当の理由も解説

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簿記(日商簿記)とは:会社のお金に関する専門家

簿記(日商簿記)を一言で表すと、会社のお金に関する専門家です。

簿記で会計の知識を学ぶことで、貸借対照表や損益計算書と呼ばれる企業の決算書を読み取れるようになり、企業の財政状況や経営成績を把握できるようになります。

具体的な仕事内容でお伝えすると、経理・事務・会計の仕事に就くのであれば、非常に市場価値が高く評価される資格と断言できるでしょう。

簿記に合格するメリットの詳細は別の記事にまとめているので、気になる方は下記のリンクからどうぞ。

簿記を取得する3つのメリット

【簿記は何も意味がない?】有資格者が役に立つメリット3つを教えます
【簿記は何も意味がない?】有資格者が役に立つメリット3つを教えます

続きを見る

ちなみに簿記には宅建で出てきた“独占業務”は存在しません。

もちろん簿記は簿記の専門的な知識が必要ですが、極論をいうと簿記の資格を持っていない人でも、簿記の仕事は問題なく全て行うことができます。

宅建と簿記はどちらの方が難易度が高いの?

「宅建と簿記はどちらの方が難易度が高いの?」という疑問を持つ人も多いですよね。

宅建と簿記の難易度を示すために、宅建と簿記(日商簿記)1~3級のそれぞれの合格率を以下の通りにまとめてみました。

宅建と簿記1~3級の合格率

  • 宅建 ・・・ 約15%
  • 簿記3級・・・ 約40%
  • 簿記2級・・・ 約20%
  • 簿記1級・・・ 約10%

上記を見てのとおり、難易度を順番で並べると簿記1級>宅建>簿記2級>簿記3級という感じです。

ただし簿記1級は合格すると税理士の受験資格を得られる難関資格で「就職・転職に有利になる?」という次元の話ではなく、会計のエキスパートが目指す資格のため、一旦ここででは除外します。

あくまで宅建と簿記2級までを比較した場合で話を進めていくと、簿記2級よりも宅建の方が難しいことが分かります。

実際に私もそれぞれきちんと勉強した上で試験本番に臨みましたが、「どちらかといえば宅建の方が難しかったかな?」という印象です。

個人的な意見ですが、もしかしたら数学な得意な人は“簿記”・国語が得意な人は“宅建”が簡単と感じるかもしれません。

学生の頃、私自身は数学の方が得意だったので、簿記は合格点を大幅に超えることができましたが、宅建は合格ラインギリギリでした。。

宅建と簿記はどちらの方が就職・転職に有利?

他にみなさんが気になることを挙げるとするならば、「宅建と簿記はどちらの方が就職・転職に有利なのか?」という議題でしょう。

この答えはズバリ、不動産業界を目指すなら宅建・それ以外の業界なら簿記が有利です!

先ほどのお伝えしましたたが、宅建は不動産関係の仕事に特化したスペシャリスト的な資格です。

不動産業界で宅建の資格を保有しているだけで引く手あまたな状態になれるはずです。(ちなみに宅建士というだけで、新卒で入社後まもなく2~3社からヘッドハンティングを受けました。)

ただ逆にいうと、英語が話せても英語圏の国でなければ全く意味がないように、宅建を持っていても不動産業界以外ではあまり活用できないケースが多いです、、

その一方、『簿記=経理の仕事』という認知があって「経理以外は使えなさそう」というイメージが先行しているかもですが、決してそんなことはありません。

簿記で身につけることができる売り上げやコストにおける“数字”の捉え方は、ビジネス上で論理的に考えることに役立ち、様々な場面で活かすことができますよ。

私は不動産会社へ営業マンを務めていましたが、簿記に知識を活かしてお客様へ“数字”を分かりやすくお伝えできたことによって、信頼を得ることができたのでは?と考えています。

もっと詳しく

もちろん簿記の資格は、経理や事務での採用にも非常に有利です

実際に私が大学生のときに簿記2級を持った状態で、経理の会社の新卒採用の面接を行ったときには、「君いいね!」と高評価をいただきました。

経理の会社に就職する人でも、簿記2級を持って入社する人はごく一部みたいなので、簿記検定に合格できれば大チャンスですね!

宅建と簿記ならどっちが先?それともダブルライセンス?

宅建と簿記ならどっちが先?それともダブルライセンス?

ここまで、宅建と簿記のそれぞれの違いを解説してきました。

「なるほど、、でも結局どっちを先にとればいいの?それともダブルライセンスを目指すべき?」と疑問を感じた人もたくさんいらっしゃるはずです。

ここからは、宅建と簿記ならどっちが先?それともダブルライセンス?という話を深くご説明していければと思います。

宅建・簿記2級、そしてFP2級のトリプルライセンスでもある私が思う、最適な順番や資格の相乗効果について、実体験をベースにご紹介していきます。

不動産なら『宅建→簿記』・それ以外なら『簿記→宅建』

まずは「宅建と簿記ならどちらを先に取得するべき?」という質問に対して回答します。

勘の良い方であればすでに気付いているかと思いますが、不動産業界で働きたいなら『宅建→簿記』・それ以外の業界で活かしたいなら『簿記→宅建』がベストな流れだと思います。

何度も話してしまい申し訳ないですが、不動産業界で働くのであれば宅建は必須スキルです。

もちろん不動産業界の営業マンの中には宅建を持っていない人もいますが、ほぼ例外なくまだ取得していない人は会社の命令で必死になって勉強しているケースがほとんどなはずです。

不動産業界で活躍して年収も上げたいのだとしたら、遅かれ早かれ宅建に合格しなければなりません。

今日という人生で一番若い日が最も脳が物事を覚えてくれやすいですよ。

「不動産の仕事はあんまり興味がないかも、、」という人は、多種多様なビジネスで応用しやすい簿記を先に取得していきましょう。

宅建と簿記のダブルライセンスの相乗効果は薄いかも、、

私は宅建と簿記2級の両方の資格を保有していますが、宅建と簿記のダブルライセンスの相乗効果は薄いかも、、というのが正直な感想です。

“不動産会社に勤務している経理の人”or“不動産会社を起業して経営していく人”というちょっと特殊なケースならば、『宅建×簿記』のダブルライセンスはこの上なく力を発揮すると思います。

ただし上記に該当する人は非常に珍しいですよね。もちろん2つを取得すればメリットはたくさんありますが、もっと他の資格と掛け合わせてより高いシナジーを生み出した方がいいかもしれないです。

約5年の実務経験の中で、何百人もしかしたら1,000人以上の取引先と名刺交換をしてきましたが、宅建と簿記2級のダブルライセンスを見た記憶がありません。

もしかしたら相乗効果が低いから、資格を所持していたとしても名刺に明記しなかっただけかもしれませんが、、

『宅建×FP』or『簿記×FP』のダブルライセンスがおすすめ

「そっか、、せっかくダブルライセンスを目指してたのに、やる気なくなっちゃったよ。。」と落胆してしまった人も中にはいるかもしれませんね。

私が伝えたいのは宅建と簿記の相乗効果よりも、もっとそれぞれの資格にシナジーを生み出してくれる組み合わせがあるよ!ということです。

結論から話すと、『宅建×FP』もしくは『簿記×FP』のダブルライセンスがおすすめです。

『宅建×FP』であれば、たった一度の不動産取引だけではなく、ライフプランも合わせた提案もすることができ、信頼のおける不動産営業マンになれるはずです。

『簿記×FP』“会社”“個人”のお金に関する専門家になると同義なので、ビジネスでも実生活でも様々な角度から活用することが可能です。

突き詰めればお金に関するセミナーを開催したり、ブログが書けたりするかもしれませんね。

ダブルライセンスの詳しい内容はこちら

宅建とFPはどっち?【結論:ダブルライセンスで就職・転職を有利に】
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以上です。

宅建と簿記はどちらとも素晴らしい資格です。ぜひ合格してあなたの人生に役立ててください。

この記事を読んで「よし!宅建or簿記の勉強を始めよう!!」と思い立つ方が一人でもいたら嬉しいです!力いっぱい応援しています!!

それではまたどこかでお会いしましょう(´・ω・)

もしダブルライセンスを達成したら、最終的にはトリプルライセンスを目指すのもアリかもです。見える景色はダブルライセンスよりもはるかに良いものですよ!

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