こんにちは。ひろポンプです!
家で過ごす時間が増えたことで、不動産業界の中でも“インテリアコーディネーター”の資格の需要が高まってきました。
そのため、元々人気がある“宅建(宅地建物取引士)”と“インテリアコーディネーター”のダブル受験を検討している人も多いのではないでしょうか。
- 宅建とインテリアコーディネーターの難易度が知りたい。。
- 同時のダブル受験で合格って可能なのか教えてほしい、、
- 宅建とインテリアコーディネーターはどっちを先に取るべき?
宅建とインテリアコーディネーターのダブルライセンスに関して、上記のような不安や疑問を持つ人もきっと少なくないはず。
そこで今回は、【宅建とインテリアコーディネーター】同時のダブル受験は難しい?というテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
大学生のときに宅地建物取引士・日商簿記2級・FP2級に独学合格。
新卒の就職活動時には様々な業界・業種の企業から内定を11社獲得しました。
ベンチャー系不動産会社で約5年の実務経験。
営業マンと採用担当を兼務し、面接官を務めた経歴もあります。
正直にお伝えすると、私自身はコロナが流行し始めた段階で異業種へ転職をしてしまったこともあり、インテリアコーディネーターの資格は持っていません。
ただしテレワークが常識となりつつある現代において、住空間インテリアのプロの知識を持つ宅建士は引く手あまたになること間違いないでしょう。
「宅建とインテリアコーディネーターのダブル受験は難しい?」、また難しい場合は「宅建とインテリアコーディネーターはどっちを先に取るべき?」の質問に答えていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
【宅建とインテリアコーディネーター】それぞれの違い
まずは宅建とインテリアコーディネーターのそれぞれの違いをご紹介していきます。
もちろん全く別の種類の資格ではあるのですが、明確な違いを第三者に説明できる人は意外に少ないかもしれませんね。
特に「インテリアコーディネーターの名前は聞いたことがあるけど、詳細までは・・」という人の割合が多いはずです。
どういった資格なのかを理解した上で、ダブル受験が可能なのかを議論していきましょう。
恥ずかしながら、コロナが流行するまで、私自身はインテリアコーディネーターの存在すら知らなかったです。。
『宅地建物取引士』:不動産取引に関する専門家
宅建(宅地建物取引士)を一言で表すと、不動産取引に関する専門家です。
もっと具体的にご説明すると、『物件を売りたい人⇔物件を買いたい人』もしくは『物件を貸したい人⇔物件を借りたい人』の契約の間に入って取りまとめを行うことがメインの仕事というイメージでしょう。
また“不動産の資格=宅地建物取引士”という世間的な認知度も高く、昔から国内でもトップレベルの人気を誇る国家資格でもあります。
試験日は基本的に10月の第3日曜日で年1回の開催です。(コロナの影響で2020年・2021年はともに10月と12月の2回開催になっています)
国家資格ということもあり、宅地建物取引士には、いくつかの“独占業務”も与えられていますよ
宅建士の独占業務の詳細はこちら
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【宅建士ができること+活かし方】3つの独占業務とはどんな仕事?
続きを見る
『インテリアコーディネーター』:住空間インテリアの専門家
インテリアコーディネーターを簡単に説明すると、住空間におけるインテリアの専門家を指します。
インテリアコーディネーターのメイン業務は、インテリアや住宅や商品に関する幅広い知識・専門的な技術などを駆使し、家具やカーテン、照明等の商品をトータルにプロデュースすることです。
“おうち時間”が増えたことによって、家の内装やリフォームにこだわる人のニーズが高まり、インテリアコーディネーターのプロの知識が重宝される時代に突入したと断言してもいいでしょう。
試験日には関しては、マークシート形式の一次試験(10月第2日曜日)とプレゼンテーション・論文形式の二次試験(12月第1日曜日)の2回に分かれています。
インテリアコーディネーターは“公益社団法人インテリア産業協会”が提供する民間資格です
インテリアコーディネーターの詳細はこちら
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【インテリアコーディネーター資格試験合格へ】仕事の幅を広げよう
続きを見る
宅建とインテリアコーディネーターの難易度・合格率
「宅建とインテリアコーディネーターってどっちの方が難しいの?」と疑問を思い浮かべている人も少なくないはず。
宅建とインテリアコーディネーターの難易度を比較するために、それぞれの合格率をまとめてみました。
それぞれの資格の合格率
- 宅地建物取引士・・・約15%
- インテリアコーディネーター・・・約25%
上記の通り、宅地建物取引士の方が難しいと判断できますね。(インテリアコーディネーターの合格率は一次・二次試験を通じたものです)
ただ合格率だけを見て、「インテリアコーディネーターなら余裕か!」と油断するのは、もちろんNGです。
宅建と比べると10%ほど合格率は高いですが、4人に1人しか受からない計算のため、決して簡単に取れる資格ではないはずです。
実際に、宅建は200~400時間・インテリアコーディネーターは200~300時間の勉強時間が必要と言われています。
しかも両方とも試験が年1回しかないので、少ないチャンスをものにできるかが勝負の分かれ目ですね!
宅建とインテリアコーディネーターのダブル受験は難しい?
ここまで、宅建とインテリアコーディネーターの違いを述べてきました。
ここからは本題である「宅建とインテリアコーディネーターのダブル受験は難しい?」という疑問にお答えしていきます。
願わくば同じタイミングで合格ができた方が、長い期間勉強せずに済みますよね(笑)
宅建・FP2級・簿記2級・英検2級・漢検2級を全て独学合格してきた“資格マニア”の私が解説していきます!
結論:試験の時期が重なるので、正直無理ゲーです
結論からお伝えすると、宅建とインテリアコーディネーターのダブル受験は試験の時期が重なるので、正直無理ゲーです。
すでにお気付きの人も多いはずですが、インテリアコーディネーターの一次試験の日程が10月第2日曜日・宅建が10月第3日曜日のため、試験日の間隔がたった1週間しかありません。
また同じ不動産関連の資格と言えど、宅建とインテリアコーディネーターで扱っている内容はほぼ違うので、お互いに相乗効果は狙えず、単純に勉強量が2倍になります。
概算で合計400~700時間を短期間で行い、なおかつ2週間連続で難関試験に挑める体力と心の強さを持つ人でなければ、さすがにキツイと言い切ってもいいでしょう。
もちろんダブル受験に挑戦する方を止める気は全くありませんが、それなりの覚悟と根性が必要なのは間違いなさそうです!
宅建とインテリアコーディネーターはどっちを先に取るべき?
さて、ここまでの話を聞いて「確かに。。ダブル受験は難しそう。。」と感じた方がおそらく大多数だと思います。
ただ新たに「宅建とインテリアコーディネーターはどっちを先に取るべき?」という疑問が思い浮かんだ人もいるかもしれませんね。
この質問に対しては、多少意見が分かれる部分かもしれませんが、不動産業界歴約5年の私が深掘りしていきます。
就職・転職で幅を利かせられるのは国家資格である宅建
2つの資格のどちらかに特に強いこだわりや希望がないのであれば、宅地建物取引士の合格を先に目指していきましょう。
理由はいたってシンプルで、就職・転職で幅を利かせられるのは国家資格である宅建だからです。
当然ながらインテリアコーディネーターも価値のある資格ではあるのですが、国家資格ではなく民間資格のため、極論を言ってしまうと、インテリアコーディネーターの資格を持っていなくても、「私はインテリアコーディネーターです」と名乗れることができてしまいます。
その一方、先ほども少し触れましたが、宅建には宅建の資格を持つ者しかできない“独占業務”がいくつかあるので、人材の市場価値にとして考えるのであれば、宅建を持っている人の方が食いっぱぐれる可能性はより低いでしょう。
2年スパンの計画で宅建→インテリアコーディネーターが無難
とは言いつつ、やはり宅建の資格を持っている人は、不動産業界でたくさん存在しているのが実情です。。
だからこそ、宅建×インテリアコーディネーターの知識を掛け合わせることで、物件に住んだ後のオシャレな住空間の提案もできる宅建士に成り上がることが可能になります。
そのためにも、2年スパンの計画で宅建→インテリアコーディネーターが無難でしょう。
“二兎追うものは一兎も得ず”ということわざ通り、力が分散して何年もかけてどちらも合格できないより、1年ごとに一点集中で資格を取りに行った方が個人的には得策だと考えています。
合格を勝ち取った宅建の独学勉強法はこちら
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宅建とインテリアコーディネーターのダブルライセンスを狙おう
この記事で最もお伝えしたいことは、宅建とインテリアコーディネーターのダブルライセンスを狙おうということです。
繰り返しになりますが、宅建もしくはインテリアコーディネーターどちらかの資格を持っている人は、不動産業界にたくさんいらっしゃいます。
ただし、どちらも持っているダブルライセンスの方は、滅多にいないはずです。
宅建とインテリアコーディネーターの両方の知識を使って、大きな付加価値を生み出せる人材になり、どこでも通用する・どこに行っても重宝される存在を目指していきましょう!
ダブルライセンスを達成したら、その後はまた別の資格でトリプルライセンスを狙うのもアリかもしれませんね!
ダブルライセンスホルダーになりたいなら通信講座を選べ
最初から宅建とインテリアコーディネーターのダブルライセンスホルダーになりたい意志があるなら、独学ではなく通信講座を選びましょう。
もちろんどちらの資格も独学合格自体は、決して難し過ぎることではありませんが、”ダブルライセンスを前提にする”となると話は別です。
1つではなく2つの資格合格を目標に定めているため、最低でも2年間の間、我流だけで学習を進めていくと、勉強量の多さでモチベーションが下がったり、「本当にこの勉強法で合格できるのか?」と変な考えに至ったりしてしまう確率がグッと上がります。
その一方通信講座であれば、第三者の目の監視下で程よい緊張感の中で勉強を進めることができ、何よりもカリキュラムに沿って、合格までの最短ルートを歩めることが可能です。
現代では、場所も時間も選ばないオンライン講座が主流なので、下記のリンクからあなたにピッタリなスクールを選んでみてください!
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特に働きながらダブルライセンスを目指す忙しい社会人こそ、遠回りをしにくい通信講座の方を強くオススメします!
以上です。
宅建とインテリアコーディネーターのダブル受験について詳しく解説してきました。
自分にあったペースで勉強を継続することができれば、必ず合格にたどり着けるはずです。
何かに向かって努力をし続けるあなたを私は心の底から応援しています!
それではまたどこかでお会いしましょう(*ノωノ)
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