こんにちは。ひろポンプです!
「将来のために役立つ資格をとっておきたい」と考えたときに、宅建(宅地建物取引士)・FP(ファイナンシャル・プランナー)・簿記(日商簿記)のいずれかを思い浮かべることが多いのでないでしょうか。
それぞれ法律やお金に関する知識を学べる人気の資格で、ビジネスのあらゆる場面で活かすことができるのが魅力です。
- 宅建・FP・簿記で一番おすすめの資格を教えてほしい、、
- 宅建・FP・簿記は就職・転職で有利になるか知りたい。。
- トリプルライセンスを目指すならどの順番で取得したらいい?
資格試験にチャレンジにするにあたって、上記のような疑問や不安を抱くのは当然の話でしょう。
今回は、【宅建×FP×簿記】大学生でトリプルライセンスを達成して分かったことというテーマで話を進めていきます。
この記事の筆者
大学生のときに宅地建物取引士・FP2級・日商簿記2級に独学合格。
新卒の就職活動時には様々な業界・業種の企業から内定を11社獲得しました。
ベンチャー系不動産会社の営業マンと採用担当を兼務し、面接官を務めた経験あり。
タイトルにもある通り、私は大学生のときに宅建・FP2級・簿記2級のトリプルライセンスを達成しました。
全て独学で合格した私の体験談を交えながら、それぞれの資格の難易度・就職や転職で有利な資格・取得する順番等を解説していきます。
またトリプルライセンスの私がハマってしまった落とし穴についても、この記事の最後の部分でお話させていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
宅建×FP×簿記のトリプルライセンスである私が徹底解説
さっそく、宅建・FP・簿記のトリプルライセンスである私が徹底比較をしていきます。
ちなみに余談ですが、私は偏差値38の高校出身です。。。笑
高学歴とは無縁ですので、「私には関係ない話か、、」と思わずに聞いてもらえると嬉しいです。
全て独学で資格を取得したのですが、それぞれの勉強方法は別の記事でまとめています。気になる方は下記のリンクから覗いてみてください。
宅建の勉強法
-
【独学で宅建合格】偏差値38高校出身の私が受かった勉強法とコツ
続きを見る
FP3級・2級の勉強法
-
【FP3級に受かる】出身高校偏差値38の私が独学合格した勉強方法
続きを見る
-
【FP2級合格】偏差値38高校出身の私が独学合格できた勉強法とコツ
続きを見る
簿記3級・2級の勉強法
-
【簿記3級は独学で受かる?】出身高校偏差値38の私が合格した勉強方法
続きを見る
-
【簿記2級合格】偏差値38高校出身の私が独学合格できた勉強法とコツ
続きを見る
少し話が脱線しましたが、詳しく見ていきましょう。
宅建・FP・簿記のそれぞれの資格の概要
まずは、宅建・FP・簿記のそれぞれの資格の概要からご説明していきます。
簡単にざっくりと、下記のとおりに表現できるかと思います。
それぞれの資格の概要まとめ
- 宅建・・・不動産取引に関する資格
- FP・・・ “個人”のお金に関する資格
- 簿記・・・“会社”のお金に関する資格
上記を見ていただくと分かるように、FPと簿記は同じ“お金”に関する知識で似ていますが、宅建は不動産取引の知識をメインで取り扱う資格試験です。
またFPと簿記には独占業務が存在しませんが、宅建には独占業務がいくつか存在します。
ここでは具体的な独占業務の内容は少し長くなってしまうため話しませんが、独占業務とは簡単に言い換えると、『資格を持っている人しか、行うことができない仕事』とのことです。
つまり、宅建は資格を持っていないと不動産取引の中で一部できない仕事があるのに対し、FPや簿記は資格を持っていなくても、保険・証券・経理・事務などの仕事で困ることが少ないです。
ここまでの内容を聞くと「なるほど、、じゃあ宅建の資格をとればいいのか!」と思った人もいるかもしれませんが、一概にその考えが正しいとは断言できません。
なぜならば、先ほどお伝えしたように宅建は不動産取引に関する資格のため、“お金”全般の知識を学べるFP・簿記と比べると、活用できる範囲が限定的になるからです。
「どの資格が自分にとって合うのか」を見極めるのはとても難しいですよね、、
引き続き記事を読み進めていただき、あなたの判断材料として活用してください!
宅建・FP・簿記のそれぞれの難易度・合格率
続いて、宅建・FP・簿記のそれぞれの難易度・合格率を解説していきます。
平均的な合格率をまとめてみました。下記をご確認ください。
それぞれの資格の合格率
- 宅建 ・・・ 約15%
- FP2級 ・・・ 約40%
- 簿記2級・・・ 約20%
合格率を参考にすると、宅建>簿記>FPという順番で難易度を表すことができます。
それぞれの資格に独学でチャレンジした私からしても、上記の順番はあながち間違っていないと思います。
ちなみに宅建と簿記2級には受験資格がないため、誰でも試験を受けることが可能です。その一方でFP2級には受験資格が必要で、一般的にFP3級を持っている人ではないと受験することができません。
そのためFP2級に関しては“誰でも受けられる状況の中での合格率40%”ではないです。
しかし、あくまで個人的な主観ですが、仮にFP2級に受験資格がなかったとしても、先ほどの宅建>簿記>FPの難易度の順番に変動はないかなと感じています。
宅建・FP・簿記の中で最もおすすめの資格は?
ここでみなさんが気になっているであろう「宅建・FP・簿記の中で最もおすすめの資格は?」という疑問にお答えします。
結論をお伝えすると、最もおすすめの資格はその人によります!
「おい!なんだよ!はっきりさせてくれよ。。」とお叱りの声も聞こえてきそうですが、私が一概に「これが最もおすすめです!」とは言い切れません、、
きちんと明確な理由があります。それはそれぞれの資格で活かせる場面が異なるからです。
仮にあなたが「大手企業で経理として働きたい!」という願望があるのであれば、簿記の資格を取得するべきですし、「ベンチャー系の不動産会社に入社して一人でも多くの人のお部屋探しに携わりたい!」と夢があるのであれば、宅建の資格を取得した方がよいです。
おおまかではありますが、それぞれの資格がどの業界・業種で活かしやすいかまとめてみました。
資格の知識を活かしやすい業界・業種
- 宅建・・・ 不動産業界
- FP・・・ 金融・保険・証券
- 簿記・・・ 経理・事務・会計
この記事をご覧いただいている方の中には「仕事で活かす機会が少ないわ、、」という主婦の方もいらっしゃるかもしれませんね。
もし私が専業主夫になったと仮定すると、FP>簿記>>>宅建という優先順位で勉強すると思います。
繰り返しになりますが、宅建は不動産取引に特化した資格なので、普通に生きていく上ではあまり役に立たないのが正直なところです。。
家計管理や人生のライフプラン設計・老後の資産形成など、実生活でも資格のノウハウを落とし込みやすいFP、僅差で続く簿記の順番で学習をしていくはずです。
宅建はFP2級・簿記2級に合格した後に、余裕があったら家を購入するタイミングで勉強する感じですかね。。あくまで私が主夫になったときの想像ですが、、(笑)
大学生で簿記2級→FP2級→宅建に合格して分かったこと
ここまで、宅建・FP・簿記のトリプルライセンスである私が徹底比較というテーマで解説をしていきました。
それぞれの資格の違いや順位など、少しでもみなさんの参考になっていたら嬉しいです。
ここからは、大学生で簿記2級→FP2級→宅建に合格して分かったことを深掘りしていきます。
私は大学1年生のときに簿記3級・2級、2年生のときにFP3級・2級、4年生のときに宅建に、一発合格することができました。
社会人になる前に、簿記・FP・宅建の資格を保有者になったことは、私の人生において大きなアドバンテージに繋がったことは間違いありません。
その経験談をもとに分かったこと・感じたことをお話していきます。
就職・転職で最も有利になる資格は?
私自身が就職活動・転職活動を行った際に、宅建・FP・簿記の中で就職や転職で最も有利だと感じた資格をお答えします。
それは、採用面接を受ける業種・業界によるです!
またまたふんわりした回答になってしまいすいません、、ただありのままの真実をみなさんお伝えしたいだけなんです、、(笑)
先ほど“それぞれの知識を活かしやすい業界・業種”で述べたように、金融関係の企業であればFPの資格・経理関係の仕事であれば簿記の資格が最も高く評価してもらうことができました。
また私が勤めていた不動産会社では新卒採用の面接官も担当していたのですが、宅建を持っている学生さんを重宝していましたよ。(宅建を持っているのは一握りでしたが。。)
「なるほど、、ちなみに全くの無関係の企業ではどうなんですか?」という質問にお答えしておきます。
私は転職活動でIT業界の会社から内定をもらったのですが、何社か面談をさせてもらった中で一番評価してもらえた資格は、圧倒的に宅建でした。
異業種の方からすると宅建は“合格率が低い難関資格”というイメージが強く、「難しい試験に合格しているんだから、頭もある程度できて、努力ができる人材」と好印象を与えたみたいですね。
トリプルライセンスを目指す上でおすすめの取得する順番
「私もトリプルライセンスに挑戦したい!」という人も数多くいらっしゃることでしょう。(ぜひ頑張ってください!全力で応援しています!!)
私が思うトリプルライセンスを目指す上でおすすめの取得する順番をご紹介します。
ズバリ、あなたが「とってみたいな!」と興味がある資格or「こんな仕事に就いてみたい」と希望から逆算した資格からチャレンジしていくのが、一番おすすめの順番です。
正直なところ、宅建・FP・簿記の3種類の中であれば、どれもがビジネスで役に立つ優良な資格です。「これイマイチだったな、、」と感じたことは1ミリもありません。
“天才は努力する者に勝てない、努力する者は楽しむ者に勝てない”の有名なことわざ通り、イヤイヤな気持ちで勉強をスタートさせても、きっと長続きしないはずです。
まずは自分の興味関心の赴くままに学習に取り組んでいきましょう。
それでも「特に何にもないよ!」と言いきれてしまう人は、私と同じ簿記2級→FP2級→宅建の順番でOKだと思います。
実をいうと、大学生の私は将来特にやりたいことがなく、「とりあえず簿記とっておけば、経理の仕事で食いっぱぐれることはないっしょ!」という未成年の浅はかな考えで勉強を始めました(笑)
ただ意外とその考えは今思うとそこまで大きくズレていなかったと、ちょっとだけ感心しています。
また個人的に宅建は最後に回した方が無難です。宅建は3つの中で1番難易度が高く、試験も年1回しかないためです。
私の場合、簿記2級・FP2級の知識+勉強慣れがあったからこそ、そこまで苦しまず宅建に一発合格できましたが、おそらく最初に宅建にチャレンジしていたら同じ結果にはなっていなかったと考えています。
「資格さえあればOK」という思考は危険です
最後にみなさんにお伝えしたいことが1つだけあります。実は大学生の私がハマってしまった大きな落とし穴でもあります、、
それは、「資格さえあればOK」という思考は危険ということです。
こんな話をすると「おい!じゃあ今までの資格の魅力とかは嘘かよ!」と腹が立った人もいるかもしれませんね。
ただし紛れもない事実でもあります。恥ずかしいことではありますが、私は「こんなに資格を持っているんだから余裕だろ」と勘違いしてしまい、たくさんの失敗を経験しました。
実際に新卒採用の面接や社会人になって仕事を進めていくと、資格では学べなかったコミュニケーション能力・問題解決力・相手に感謝の心を持つなどの様々なスキルが必要なんだと感じました。
もちろん「資格の知識が無駄になったな」とは一切思っていませんが、資格以外の社会で役立つ力を身につけていかなければならないと肝に銘じています。
資格を取得するために勉強することも大事ですが、ぜひ他にもたくさんのチャレンジをし続けられる人生を一緒に送っていきましょう。
以上です。
宅建・FP・簿記の資格にチャレンジして、自分のやりたいことを実現させていきましょう。
またこの記事を読んで「トリプルライセンスを目指してみようかな」と少しでも考えてくれる人がいたら個人的にものすごく嬉しいです!
そうはいっても「いきなりトリプルライセンスはハードルが高いよ。。」と感じる方は、まずは『ダブルライセンス』から目指してみるのもアリかもしれませんね。
詳しい内容の記事は下記に貼り付けておきますので、チェックしてみてください。また一応”資格マニア”の私がおすすめする通信講座のリンクも載せておきます!
それではまたどこかでお会いしましょう(=゚ω゚)ノ
まずは『ダブルライセンス』を目指そう
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